これはあくまでもぼくの印象でしかありませんが、カクテルは、上手につきあえば比較的アルコール依存症から遠いお酒の飲み方だと思います。
その最大の長所は、かならずバーテンダーか、(たとえ一人芝居であっても)そのかわりをする人がいてくれるということ。
短所は、見かけ以上に純アルコール量が多いことと、楽しくてつい飲み過ぎてしまいがちなことでしょうか。
よくチャンポンは悪酔いすると言いますが、これは飲みあわせの問題ではなく、違うお酒を飲むと興趣がよみがえってつい量を過ごしてしまうため。
興趣がよみがえるという意味ではまさにさまざまなカクテルを飲むこともチャンポンと同じですし、一杯一杯種類を変えていくと、あまり強い人でなくても、三杯どころか、五杯や六杯はあっという間に飲めてしまいます。
実際、ショート・カクテルは二、三口で、ロング・カクテルでも三十分くらいで飲む、というのが暗黙の了解になっているのですから、あっという間に飲んでしまって当然ですよね。
でも、このサイトの中でもあちらこちらに書いていますが、カクテルには見かけ以上にアルコールが入っています。薄いカクテルだから、なんてすすめられた一杯が、実はウイスキーのショット一杯分と同じだけのアルコールを含んでいるなんて、ザラだと思ってください。
グラスが空になったから、と、すすめられるままに、何かにせかされるように、あるいはまるで水やジュースであるかのように飲んでいたら、一時間から一時間半もたてば、まず確実に「適正量」を越えて飲むことになってしまいます。
そして、繰り返しますが、アルコールはドラッグです。酔う、酔わないにかかわらず、一定期間にわたって、一定以上の量を身体に入れれば確実に身体依存が発生するドラッグです。
その害から身を守りつつ、楽しく飲むにはどうすればよいのでしょう、というのが今回のお題目。