『ワインの事典』という本では「くだけた言葉を駆使した、明快でわかりやすく、読み出したら止められない、画期的な名著」と評されたシリーズのなかの一冊。ぼくが初めてひとりで翻訳した本でもあります。この頃はまだサラリーマン編集者をやっていたのですが、夜中に東芝の古いWindowsマシンの WZ Editor と、さらに古いダイナブックの VZ Editor の間でデータ交換しながらしこしこ訳文を書いていたこと、そしてなにより仕事のお話をいただいてから三ヶ月かそこらで本の形になってびっくりしたことを思い出します(1998年前半の更新が妙に滞っていたのはもっぱらこの本のせいです)。気負いすぎて失敗したかなあと思う部分もありますが、この本を訳したことが大きな転機になったのは確かなこと。
いまは事実上の絶版状態だと思いますが、手元にはまだ何冊か在庫がありますので、興味を持ってくださった方には実費でお譲りします。
この本の原書です
同じくぼくが訳した本書姉妹編
第1部 赤ワイン講座
第1章 別の色をもったワイン
第2章 赤、真っ赤、真っ赤っ赤
第3章 ブドウはどんな違いを生むのか
第4章 古典的な赤ワイン7つ
第5章 赤ワインと肉料理――だけでなく
第2部 白ワインの世界
第6章 キャブとメルロに魅かれてカリフォルニア参り
第7章 カリフォルニア産ピノ・ノワール、ジンファンデルなど
第8章 オレゴン、ワシントン、ロング・アイランドの赤ワイン
第9章 南へ下って:オーストラリア、南アメリカ、南アフリカ
第10章 フランスの赤ワイン、まずはボルドー
第11章 その他フランスの偉大な赤:ブルゴーニュ、ローヌとその仲間たち
第12章 イタリア、スペイン、ポルトガルの赤ワイン
第3部 あれこれ10題
第13章 “通”しか知らないおすすめの10本
第14章 誰もが聞きたがる10の質問
第15章 実用ワイン・テイスティング10題
第4部 付録
付録A 赤ワイン用語の読み方
付録B 赤ワインの用語解説
付録C 赤ワインのヴィンテージ・チャート1975−1995