掲載数は112。
季節ごとにカクテルを分類するというのは、いかにも日本的で好感を覚えます。
必ずしもピッタリのカクテルが紹介されているわけではありませんけれど、マンネリ化しがちなバー・ライフを彩り豊かなものにする一助にはなることでしょう。
おすすめのオードブルなども書いてありますが、これはまあ、イメージをふくらませるためのおまけというところ。ただし、結構ミスリーディングな記述も多いので要注意ですね。
セレクションは、このクラスの本としてはそれなりに目新しいものが並んでいるかとも思っていたのですが、いまとなっては少し古びたようですね。著者オリジナルが17。スクリュードライバーやブラディ・メアリーは省かれていて、代わりに近年売り出されたリキュールや、飲むヨーグルトを使ったカクテルなどがちらほら見えますが、ウチでいま索引を用意してある23冊のカクテル本のうち、この本にしか出ていないカクテルはひとつもありません。
巻末にシェイクの仕方なども書いてありますが、初心者にはいささか不親切な出来。必要になる酒も多いですから一冊目の本としてはお薦めしません。
ただし、つくることはとりあえず措いて、日々の生活の中で何を飲んだらいいか迷うことがあったら、パラパラめくってみるとよいかもしれません。