掲載数は120ですが、新書よりも小さなサイズの本なので持ち歩きには至極便利。
索引に、五十音順だけでなく、ベース別、テイスト別、そしてなによりTPO別のものがあるのがバー初心者にはありがたいところ。これさえあれば、バーでどんな酒を飲んでよいかわからないということはないと思います。
もっとも、バーでこの本を広げる勇気があるならば、の話ですけれど。
ウチでいま索引を用意してある23冊のカクテル本のうち、この本にしか出ていないカクテルは13あるのですが、レシピ自体には必要最小限のことしか書いていないので、初心者が自宅でつくる、という意味ではあまり役に立つ本ではありません。
やはり、デート直前のアンチョコとして活用するのが無難なところです。
なお、数年来改善を期待して――そして実際少しずつでも改善していこうという姿勢がうかがえたので――黙っていましたが、Yahoo! からクールマークをもらっているCocktail Worldのコンテンツのうち、都合三分の二以上は――写真のみならず文章まで含めて――この本のものと「そっくり」でした。
もっとも、「そっくり」と言っても完璧なコピーではありませんで、ご丁寧にもキングス・バレイの項など本来「監修者上田氏の作で」とあるべき一文が消えていたりしたのですが――
ここで指摘したせいなのかどうか、現在少なくとも表面的には改訂中のご様子。もっとも、表から辿ることはできなくなったとはいえ中身は消えていませんから、たとえば「美しい緑はスコットランドの渓谷の色」といった文言を Yahoo! などで検索をかければバッチリひっかかるのですが、復活の際には全面改稿されていることを切に願うばかりです。
なお、こうして Cocktail World だけを取り上げているのはウチからはしごをかけていたのがここだけであったことと、その Cocktail World のパクリサイトが存在しているからであって、同じ問題を抱えているサイトが他にないという意味ではありません。ぼくに限らず、見ている人は見ていますので、お心当たりの方はご自戒をば。