公には掲載数400ということになっていますが、例のごとくだぶっていますので実数は若干変わります。
誤植が多いのも相変わらず。例のごとくあたう限りの誤植は残してありますが、だぶっているカクテルの名前が違っていたりで、うんざり。
おまけに今回はとうとう索引のサの字もナシで、何かを調べようと思ったら先頭から読んでいくしかないという。よほどウチの索引にページ数まで入れようかとも思いましたが、あきらめました。この本にしか出てこないようなカクテルは、所詮一過性のもので終わるでしょうしね。
用語辞典まで消してしまったとあっては、ふつうの人にとって保存価値はゼロかもしれません。
もっとも、わずかとは言えリキュールごとのカクテルがまとめられているのは(素人にはつくりようのないものが多い点は問題としても)評価できます。
また、東京で開かれた国際カクテル・コンペティションの詳報が載っていたおかげで世界のレシピが一堂に会したところを見られたのは、個人的には、うれしかったですね。あくまで鑑賞用なのですが、レシピと出身国とを眺めていると、面白いなあと思います。
そういえば、前々作ではドライ・ジンのカクテルだったソルティ・ドッグは、前回ウオッカ・カクテルになっていましたが、今回またドライ・ジンのカクテルに戻ってしまいました。どうなっているんでしょうね。
前作、前々作同様というか、前作、前々作以上に、収集癖のある方以外にはお薦めしません。
ただし、例によってウチでいま索引を用意してある23冊のカクテル本のうち、この本にしか出ていないカクテルの数は160もありますので、決して無価値な本ではありません。そのへん、誤解されませぬよう。