Charlie's Cocktail BAR

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カクテル・カタログ'99

カクテル・カタログ'99

海老原信一
成美堂出版
1999.3
ISBN: 4-415-09411-2
1500円(外税)

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これまで監修をつとめてこられた今井清氏がお亡くなりになって、今年はいったいどんな出来になるのかと思っていたのですが、いよいよ対象読者がカクテル・コンペティションへの参加を目指しているような本職のバーテンダーと、流行の最先端を追わなければ気の済まないカクテルマニアに限定されてきた感じを受けます。

最先端にあるカクテルを紹介するということ自体は、毎年刊行というシリーズの性質上当然と言えば当然なのですが、昨年(98年)あたりから、特にスタンダードと呼ばれるカクテルの収録数がずいぶんと減り、また説明も簡潔になって、かわりにコンペで受賞したカクテルとかホテルのオリジナル・カクテル、そしてスポンサーが扱っているお酒に多くの紙数が割かれるようになってきています。

それが悪いというわけではありませんけれど、この本に掲載されているカクテルのうち、ふらりと立ち寄った市井のバーで飲めるものはどれくらいあるのだろうと思えば、やはりシリーズの常として収集癖のある方以外にはお薦めしませんと書いておくべきでしょう。掲載されているカクテルの多くは、良くも悪くも一過性の、その時その地に行かなければ飲めないものです。

掲載数は、表紙を見るとまるで370(300+40+30)も載っているかのように読めるのですが、実際にはダブっているのをそのまま数えても280を割り込んでいます。中には二回、三回と登場するカクテルも存在するので、まとめてしまえばもう少し減ることでしょう。

誤植の多さも、相変わらずと言ってよいと思います。全体数は多少減ったようにも感じましたが、要所要所で苦笑い。索引と本文の表記が違っているのも恒例ですね。どちらの表記を採用しようかと、しばし考えた上で本文の表記を優先させました。例によってあたう限り誤植は誤植のまま残してあります。

特筆すべきは、コンペの応募作品やホテルのオリジナルカクテルなど作者のわかるカクテルにはすべて作者の氏名がついていること。コンペ応募の際に役立ててもらおうというつもりなのか、創作者の意図なども書かれていて、興味のある方にはなかなか面白く読めると思います。

さて、最後、恒例ソルティ・ドッグについてなのですが、残念ながらというか、ほっとしたというか、昨年来の予想は裏切られ、今年もウオッカ・カクテルに落ち着きました。来年は、どうなるのでしょう?

なお、ウチでいま索引を用意してある23冊のカクテル本のうち、この本にしか出ていないカクテルの数は121です。

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Permalink | 2005/08/15 08:59


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