判が大きいわりに掲載数は118しかありませんし、そのうち著者(とその関係者)のオリジナルが49も占めるのですから、初心者が一冊目に買う本としてはまず問題外と言ってよいと思います。写真はそれなりに綺麗ですし、飾り付けも派手ですから見栄えはしますが、特に雑学が載っているでもなく、作り方の説明もあっさりしていますので、内容的にはまるでポケット版のカクテルブックでも読んでいるかのよう。薄味の印象は否めません。
ただし、バナナ・リキュールやフランジェリコのように日本ではまだあまり定番モノの多くないリキュールが登場する割合が高いなど、細かいところでは確かに興味深い部分もあります。北村氏のファンであれば、あるいは氏に興味のある方ならば買ってみるのも悪くないでしょう。