公称300、実際には一割増しくらいのカクテルが掲載されている中型本。
この量にしてはウオッカベースのカクテルが少ないような感じはしますが、結構新しいカクテルも紹介されていますし、なによりウチでいま索引を用意してある23冊のカクテル本のうち、この本にしか出ていないカクテルの数が150――ということはほぼ半数――もあるのですから資料的価値は少なくありません。
ただし、ショート・ドリンクスとロング・ドリンクスに分類して紹介しているのはかまわないのですが、巻末に全体を通したアルファベット順(ないし五十音順)の索引がないので初心者にとっては非常に使いづらい本になっています。
オードブルも紹介されていますが、家庭でつくるにはいささか手間がかかりすぎでしょう。カクテルをつくるだけでも大変なのに、ここまで手のこんだつまみを誰がつくるのかなと思います。
うんちくは決して少なくないですし、ものによってはとても詳しくて役に立ちますが、時折首を傾げたくなる記述があるので要注意。
全体のバランスから言って、ある程度カクテルの知識を持った方が検索用の資料として使うための本という感じですね。