建前上の掲載数は100と決して多くはないですが、バリエーションの紹介がきっちりしているため見かけ以上に使える本です(実質的には200のカクテルが載っています)。
基本的にはベース別に並んでいますが、バリエーションを含めた五十音順の索引と甘辛別の索引がついています。雑学も豊富なので最初の一冊としては結構便利。
いくつかスペルミスがあるのはご愛敬、ですね。
難点は、いささか古くなってきたので手に入りづらいことと、セレクションにいささかのかたよりが見受けられること。
著者がホテル勤めの方であるためかホテル系カクテルコンペティションの優勝作品がちらほら入っていますが、市井のバーでは、まあ飲めません。
もっとも、この時代にチャーリー・チャップリンが紹介されているのはさすが、でしょうか。
ウチでいま索引を用意してある23冊のカクテル本のうち、この本にしか出ていないカクテルは(バリエーション部分を見なければ)4つ。これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれでしょうが、発行年を思えば健闘しているんじゃないかと思います。