掲載数は127、バリエーションまで入れれば公称176種類のカクテルが収録されていますが、著者オリジナルは一般の人ではつくりようのないカクテルがほとんどなので、実質的には100前後のカクテルを収録した本と思ってよいでしょう。
ウチでいま索引を用意してある23冊のカクテル本のうち、この本にしか出ていないカクテルの数は26。これがだいたい著者オリジナルの分ですから、実用的見地からいうと新味には乏しい感があります。
ただ、家庭への普及をかなり意識して書かれているため、カクテルのつくり方、ワンポイントなどの説明は丁寧。また酒に関する周辺情報も充実しています。フラッペ三種、あるいはリキュール・フィズといった、リキュールをいかにして消費させるかという問題への解答もきちんと用意されており、初心者向けの本としてはまず一押しとしてよい良書です。
ときどきつくり方に指定されているグラスと写真のグラスが一致していないことがあるのはご愛敬ですね。