Charlie's Cocktail BAR

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THE BAR インサイドストーリー

THE BAR インサイドストーリー

鳴海諒一
碧天舎
2002.11
ISBN: 4-88346-134-3
1000円(外税)
現役のバーテンダー氏がサービスとマナーを斬る

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現役のバーテンダーである氏が運営されているサイトというか、氏がいまも不定期に発行を続けるメールマガジンから、「挨拶と礼」「レジ」「お客のマナー」「吐瀉物」「バーへの営業」「バーテンダーになりたい人へ」というテーマに沿って厳選したコラムをまとめた佳書――なのですが、もともとコラムとして独立していたものをまとめただけあって構成にはいささか散漫なところもありますし、正直に言って、自分のお店のお客様や取引先の営業マンを反面教師のネタとしてさらすだなんて(いかに立派な目的があろうと)タブーではないかしらという思いがよぎらぬでもなかったり。

とはいえ、このいささか口の悪い、けれども後からあたたかい気持ちになれる怒りには敬意を表したいと思いますし(八つ当たりでない怒りを持続させるのってものすごくエネルギーの要ることですからね)、願わくばカウンターの中に入る入らないによらず、バーで仕事をするなら、バーに行きたいのなら、お互いにこのくらいの心配りはできるよう、一読して、その意を汲み取ってほしいなあ、とは思います。

と、あえてそんなお節介を書いたのは、なにせ吐瀉物にまつわるエピソードが三十ページ近くも書いてあるなど、毒の強い笑いの要素には事欠かないので、「自分はここまでひどくないぞ」とゲラゲラ笑っておしまいになってしまう可能性が少なからずあるから。

自分の有り様を謙虚に反省して、向上心のたがをはめ直した上で笑うのでなければ、その笑いはきっと目くそ鼻くその笑いです。

好著としておすすめはしますが、お酒やお薬同様、用法を守ってお読みくださいね(笑)

Permalink | 2005/08/15 08:59


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