Charlie's Cocktail BAR

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タンカレー・マティーニA to Z

タンカレー・マティーニA to Z

ギャップ出版編集部
ギャップ出版
2001.6
ISBN: 4-88357-127-0
1800円(外税)

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アルファベット順にAからZまで(建前上は)26の小話と、「いわゆるマティーニ」のレシピが101+α、それからロンドン、ニューヨーク、東京あわせて24軒のバーガイドが載っているという本なのですが、なんとも食い足りないなあ、というのが正直な感想。

絵本として見れば、とても綺麗です。

が、小話はせいぜい1ページ分。欠番としか言いようのない話もありますし、なにせタンカレー・ジンが主役と決まっているものだから、1980年代にマティーニが復活したのはもっぱらウオッカのおかげだったことなど、すっぽり抜け落ちていて、マティーニ本としては片手落ちもいいところ。

確かに欧米では従来のジン/ウオッカ+ベルモットというマティーニを越えて、ぼくらにとっては一般の「カクテル」でしかないものまで「マティーニ」扱いしているわけですが、その背景を語らなければ、「なぜこれがマティーニなのか」という基本的な疑問が解決しません。

「『これがマティーニ?』と考えるのはもちろん愚問」なんて書いてありますが、その問題意識を追求しないマティーニなんて、「マティーニ」じゃないですよ。

裏にいるのはタンカレー・アンバサダーであるという保志雄一氏。レシピの方は……きちんと突き合わせていないのでナンですが、まあ、新しげなものがたくさん載っていますよ、とだけ論評しておきます。

どう位置づけるのがよいのか、かなり悩ましいのですが、少なくとも初心者向きの本ではないですね。

Permalink | 2005/08/15 08:59


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