Charlie's Cocktail BAR

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バーテンダーズ・ポケット・バイブル

バーテンダーズ・ポケット・バイブル

なしきひろし
飛鳥出版
2002.4
ISBN: 4-900000-73-6
2400円(外税)
実務者(のみ)必携!?

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ついに日本でもこういう本が出たか、と思わず感慨にふけってしまった一冊。ちょいと厚めの手帳サイズに(数えてはいませんが)3000件にも及ぶというレシピを押し込んであるため、お酒の名前からジュースの名前からグラスの名前から製法からもう記号略号雨あられ。もちろん凡例はついていますし、慣れた人ならどうということもなく理解できるものばかりですが、とても初心者向けとは言えません。

――が、国産でこのクラス(以上)の収録数を誇る本はみんな枕にでもできそうなほど大きく、高価な本ばかり。狭いバーカウンターの中でさっと開いて参照するにはあまりにも不便でしたし、冗漫でした。

この本なら片手で開けます。なんなら左手で該当のページを開いたまま、右手でお酒や道具を揃えることさえできます。

注文されたカクテルを一秒でも早くつくりたいときに、余計な写真なんか要るはずもありません。雑学を読んでいるヒマがあったら、シェイカーを振るべきでしょう。

コンペティションで注目を浴びた作品や、有名バーテンダーのオリジナルカクテルのほか、お店ではあまりつくられないと思いますが覚えておくとパーティーのときに便利なパンチ類なども豊富に載っていますし、ショットバーに勤めるなら知らないではすまされないシングルモルトについても簡潔に押さえられていて、なるほど現場で見るならこれ一冊で十分に近いと感じます。

こうして情報をそぎ落とした分、物足りない部分があるのも確かなことですが、この本を必要とするようなプロならよもやこれ一冊だけですまそうとは思いますまい。

ただ、一点だけくさしておきますと、巻末の参考文献はあまりにも不十分(不正確)ですね。深沢保氏の本は「時計じかけのカクテル」ではなく、「映画じかけのカクテル」ですし、三十以上ものレシピを引用?している木原均氏の本は挙がっていません。個人的にご連絡してあるならよいのですが、書籍のつくりとしては問題あるんじゃないかしら(まあ、他人事ではなく、ぼくの『五本で〜』本だって紙数の都合で本当に主要な文献以外は載せられませんでしたが)。

実務者(のみ)必携と、書いておきます。

ちなみに「バーテンダーの健ちゃん(35歳)」さんから下記のコメントをいただきましたので転記しておきます(ありがとうございました)。

確かにこの本は凄いですね〜。僕も長年バーテンダーをやっていますが、やっと出てきたな。って感じですか・・・現場に立っているプロならホンマにこれは重宝な本ですよ。値段も手頃だし。でも、逆にアマチュアは何と思うのか知りたくもありますね。

それから、「Evariste」さんからは次のコメントが。

カクテル好き(飲む・作るの両方)の素人でも十分役に立つ本で、重宝しています。ついでにNBAのコンペの歴代優勝カクテルも載せてくれたら、もっと嬉しかったのですが…。唯一の不満は巻末の「さくいん」。見てもらったら分かりますが、あまりにも字が細かい(活字が小さい)ので、老眼の人は大変だろうなぁと思います。改訂版を出す際にはページ数を少し増やしてでも、字をひと回り大きくしてください。よろしく!

Permalink | 2005/08/15 08:59


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