Charlie's Cocktail BAR

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ローヌワイン 改訂増補版

ローヌワイン 改訂増補版

ロバート・M・パーカーJr.著
梅田悦生監修
石垣憲一訳
万來舎
ISBN: 4-901221-03-5
2000.11
11000円(税別)

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『誰でも納得!赤ワイン』『やっとわかった!白ワイン』同様、これまた出版社違いですが『ボルドー第3版』の姉妹本。でも、こちらはぼくの単独訳です。

R・M・パーカーやその評点のことをご存知ない方にはサーチエンジンで「パーカー・ポイント」という言葉を検索かけていただくとして、ぼくがこの本でなにより気を配ったのは、訳者前書きにも書きましたけれど「原文で違う語が出てきたら極力違う訳語をあてる」ということ。

ぼくの力量不足や種々の制限ゆえに行き届かなかった部分も多いのは正直に認めますが、なんでもかんでも「すばらしい」とか「おいしい」のような、確かに便利なのだけど手垢まみれの訳語をあてて通りをよくしてしまうのは、本来多様なはずのワインに甘味料やら香料やら着色料やらをドバドバ放り込んで高級品に見せかけるのと同じくらい嫌なことだと思うのです。

「オッ、なんだか座りの悪い言い回しだが、こんな形容を見たのは初めてだぞ」
「そういえば昔こんな形容をしていたワインがあったなあ」
「なんだ、ま〜た『おいしい』*か」

もちろんこんな高価な本を手にとってくださる方のほとんどはお仕事がらみでしょうし、個々のワインの評点や予想される飲み頃、あいそうな料理がなによりの関心事なのだろうと思うのですが、二十年以上もの蓄積がある著者なりの言い回しに少しでも興味を持ってくださる方が増えたら、ぼくとしては――そしておそらくは著者としても――飲み友達が増えたようで、うれしいですね。

価格が価格だけに大型書店に行かないと見つからないと思いますけれど、ぼくの手元にもまだ何冊か在庫がありますので、南仏、ローヌ渓谷のワインに興味をお持ちの方はもちろん、著者の人となりを知りたい方には、ぜひ手にとっていただきたいなと思っています。

Permalink | 2005/08/15 08:59


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