Charlie's Cocktail BAR

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「おいしい」は本当においしさの印なの?

言い古されたことだと思うのですが、いわゆる美人サンに「美人ですね」って言ったって褒め言葉にはなりません。その美人サンからしてみれば、美人なんて当たり前の表現は聞き飽きているわけで、「語彙のないヤツ」と思われるのが関の山です。

ワインだって同じで、あまり褒められることのない安酒に対して「いや、これはおいしいよ」と言うなら褒め言葉かもしれませんけれど、一ヶ月分のお小遣いをはたいて飲むようなワインに「おいしいですね」じゃ、ワインか、そのワインをおごってくれた人が泣きます。

別に、珍妙な表現をしなさい、と勧めているわけではないのですよ。たとえば毎日でも飲めるようなワインに「このワインはローマの夕陽のような色をしているし、皇后様のように典雅きわまりない風味があって……」なんてやったら、まわりから奇異の目で見られること間違いなしですし。評論家だって、毎日百本からのワインを試飲するからこそ、あれこれ表現に工夫をこらそうと試みるわけですし。

でも、いつもの「おいしいね」のかわりに、「これを飲んだら××のことを思い出したよ」とか、「こんな香りははじめてです」とか、なんでもいいんですがそのワインから何かを得たということが伝わるような表現ができたら――いや、たとえば「おいしい」という言葉を封印して別の表現をさがすだけでも――気持ちが豊かになるとは思いませんか?

一度や二度のことならどうでもいいこだわりなのかもしれませんし、飲むのは中身なんであって他人の評論じゃないと言われればそれまでですがね。

自分でワインをつくっているんでもない限り、他人の評価を気にせず飲むのはできない相談。

値段という評価。点数という評価。

ワインに限った話じゃないですよ。

みなさんはそれで満足ですか?

Permalink | 2005/08/15 08:59


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