Charlie's Cocktail BAR

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ギブソン / Gibson

氷を詰めたミキシンググラスによく冷やしたプリマス・ジンとベルモットを入れ、ステア。ストレーナーを使ってグラスに漉し入れる。

カクテル・オニオンを飾る。

巷ではギブソンというとただマティーニのオリーブをオニオンに変えただけのものという印象を持たれていますし、ことによってはマティーニよりもドライなカクテルであるとされていますが、本当のギブソンは、そんな辛口一辺倒の野暮天ではありません。

ギブソンも発祥はマティーニと同じく霧の中ですが、語り部がいまに伝える限り、原型は女性がらみか、ウイットに富んだ「ただの水」です。だからこそ、ベースはプリマス・ジンとなったのでしょうし、飾りにはすっきりとしたオニオンが選ばれたのでしょう。

このレシピは福西英三氏の『カクテルズ』に余録として紹介されていたものですが、ぼくもこちらの方がずっとギブソンらしい味と思います。マティーニはどうも、というみなさん、ぜひ一度お試しください。

これは、ずいぶん前のことになりますがMUNEさんのほのめかしより。ありがとうございました。

さて。

マティーニは、一期一会こそが楽しみだと思っています。
だからこそ、きちんとつくったものであればどんなマティーニでも許容しますし、一本槍を決め込むなんてもったいないと思っています。

が、ギブソンなら一本槍を通してもかまわないでしょう。
少なくともこのレシピでうまいギブソンをつくるには、プリマス・ジンの、しかもできるだけ度数が低いもの(できれば37.5度のもの、なければ40度のもの)を使うに限ります。
ドライ・ベルモットの銘柄はまだ決まらないのですが、これだけの量を使うのですから、当然のことながら酸化したものを使ってはいけません。開けてからあまり日の経っていない、冷蔵保管したものに限ります。

そして、ジェイムズ・ボンドが何と言おうとシェイクは厳禁。丁寧にステアしたものを、カクテル・オニオンがふたつ(好みによってはひとつでも可)入ったカクテル・グラスにそっと注ぐ。自宅でつくるのであれば、オニオンには楊枝(ピン)なんてついていない方がよいですね。

どうしてもシェイクしてつくりたいのなら、ジンとベルモットの比率を四対一から五対一くらいにしてもよいでしょう。シェイクするなら一対一では野暮ったく感じられます。

カクテル・オニオン(パール・オニオンとも言います)がなければ、小さめのラッキョウ(醤油漬け不可)を半分に切ったもので代用してもかまいません。カクテル・オニオンというのは、ごく大雑把に言えば、そういう味です。
ただし、オニオンを省くくらいなら、そしてほかのジンを使うくらいなら、おとなしくマティーニを飲んでください。そしてそのときは、もちろんドライにつくった方がみなさん好みの味になるでしょう。

「酸いも甘いもかみ分けた」という言葉が思い出されれば成功作です。

参考資料

Permalink | 2005/08/15 08:59


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