氷を詰めたシェイカーによく冷やしたラムと、ココナツミルク、パイナップルジュース、シロップを入れ、強くしっかりとシェイク。お好みでクラッシュト・アイスを詰めたグラスに注ぐ。
そのまま飲んでもかまいませんし、南国風の雰囲気を演出する果物などを適当に飾ってもよいでしょう。
北国の冬は南国顔負け――というと首を傾げる方もいらっしゃるかもしれませんけれど、室外の温度はともかく、最近では室内の密閉度もエアコンの温度もとても高くなっているため、真冬でもTシャツ一枚で平気だとうそぶく御仁も少なくありません。
すきま風のかわりにパインでも流れ込んでこないかしらと願っているようなウチでは問題外ですが、南国のような部屋を持っているならピニャ・コラーダを飲んでも悪くないはず。
「いかした(いかれた?)パイン」の意味で命名したのか「漉されたパイン」の意味で命名したのか、それはぼくにはわかりませんけれど、何はともあれトロピカル・カクテルの代表格。女性陣への人気が高いことは特筆もの――なのに。
相馬絵里香さんのリクエストを見て、つくらなければと一年近く愚図っているうちに斎藤健治さんからもリクエストが入ってしまったという。ただただ懺悔。
遅ればせながら、リクエストありがとうございました。
さて。
ココナツミルクは、特に缶詰の場合、中で油脂が固まっていることがあります。固まっていたからといって人体に影響があるわけではないと思いますけれど、極端に薄くなったり、舌触りがざらついたりすることになりますので、心配な場合は湯煎などで温めておいてください(言うまでもないこととは思いますけれど、湯煎の際には缶詰のふたを開けておくこと)。残った場合は、東洋風のえびカレーなどにするとよいでしょう。
パイナップルジュースは(というかパイナップルジュースも)メーカーによってかなり味に差があるものです。今回は一般にイメージされるよりも「甘くない」パイナップルジュースを使ったため砂糖やシロップを1tspほど追加した方がおいしいと感じましたが、もちろん甘いジュースを使う場合は省いてください。
ラムの量は、増やしても減らしても、お好きなように。ノンアルコールのビニャ・コラーダは飲めない人にも喜ばれますし、強いのが好きな方ならダーク・ラムなど加えてみるのも乙なものです。今回は使ったパイナップルジュースの個性が弱かったのでココナツミルクの量を減らしていますが、基本のレシピは1:1:2と覚えておけば応用しやすいかなと思います。
飾りと氷とグラスは、本当に好み次第です。あくせくしたいときに飲むカクテルではないでしょうから、飾り付けまで心ゆくまで楽しんでください。
なお、つまらないことですが、Pinaのnは本当はニョロ付きです。