Charlie's Cocktail BAR

  • −お酒は責任のとれる範囲で飲みましょう−

[玄関] [履歴] [メニュー] [検索] [本棚] [カクテル講座] [はばかり] [はしご]

ピンク・ジン / Pink Gin

あらかじめアンゴスチュラ・ビターズを落としたミキシンググラスに洗った氷を詰め、よく冷やしたドライ・ジンを入れ、軽くステア。ストレーナーを使ってグラスに漉し入れる。

飾りは特に必要ありません。

ジン&ビターズというのは即物的な名前でしかありませんけれど、ピンク・ジンと言われると妙になまめかしく感じられます。ピンク・ジンとジン&ビターズはしばしば混同されるのですが、名前の由来、歴史的経緯がどうであろうと、ぼくにとっての基準はただひとつ。

やさしく、しとやかでなければピンク・ジンじゃありません。

ハードボイルドを気取りたい方は、苦み走ったジン&ビターズで決めましょう。

遅ればせながら、M.N.さん、リクエストありがとうございました。

さて。

ステア、というと、モノの本にはお酒の角を残しながら冷やす技術、なんて書かれていますが、ことピンク・ジンの場合、ステアするのはお酒の角を多少落とすためであって、冷やすためではありません。もちろん上手にできるのであれば常温のジンをステアで冷やしてもかまいませんが、氷を溶かしすぎては締まりませんので、ジンは冷凍庫でキンキンに冷やしておきましょう。

なお、同じお酒の角を落とす技でも、シェイクにすると――これはまったく個人的な感想ですが――どうもやわらかさの印象が違ってちぐはぐな感じがします。たぶんあの気泡が邪魔なのでしょう。たまにシェイクというレシピも見かけますけれど、ぼくのレシピではステア限定。

もっとも、オン・ザ・ロックス・スタイルにするなら、わざわざステアなんてしなくてかまいませんよ。ジン&ビターズの方にも書きましたが、氷の入ったグラスにジンを注いで、ビターズを落として、混ぜたければ混ぜて、おしまい。軽くグラスを揺すってやるとビターズの混じった層がフロートされて綺麗です。

ただし、ステアの場合、ビターズを後から振ると氷にかかってジンと混じるまでに余計な時間がかかりますから、あらかじめ氷を詰める前に振りだしておいた方がよいかもしれません。分量は、そうですね、お好み次第ですが、華やかタイプのジンを使うならショットグラスやシェリーグラスといった小さめのグラス一杯分(45ml程度)に4、5滴垂らすくらいが無難でしょうか。もちろんジン&ビターズのように1〜2ダッシュと表記してもよかったのですが、こちらは直接混ぜ込むわけで、振り出すときに万一出過ぎると取り返しがつきませんから、静かに垂らす方が安全。

使うジンですが、個人的には華やか系、軽やか系の方がうまいと思います。ジュニパー系の香りの強い、どっしりとしたものを使っても悪くはないのですけれど、ビターズで薬草風味が強調されるせいか、もとのジンよりもちょっと野暮ったくなる感じを受けました。とはいえ、このへんは好みの問題。ペショーのビターズなどに変えたらまた別の感想を抱くかもしれません。

なお、オレンジ・ビターズを使うとイエロー・ジンと名前が変わります。

参考資料

Permalink | 2005/08/15 08:59


Cha.への伝言板

ボケでもツッコミでもご自由に。質問がある方もこちらへどうぞ。
でも、仮名で結構ですからお名前くらい教えてくださいね