よく冷やしておいたトマトジュースを氷を入れないグラスに注ぎ、同じく冷やしておいたビールを注ぐ。
逆の手順にしても結構ですが、いずれにしても軽くかき混ぜないとトマトジュースが下に残ってしまいます。
飾りは特に必要ありません。
カナディアン・サンセットという名前もあるとか言うレッド・アイ。文字通りには「赤い目」の意味ですが、かの映画『カクテル』でトム・クルーズ扮するブライアン・フラナガンが最初に働いたバーのオーナー、ダグラス・コグランが愛飲していたカクテルとしてご記憶の方もいるのではないでしょうか。
一部には宿酔の特効薬としても知られています。
その薬効はともかくとして、ビールが苦手、ないしトマトジュースが苦手という方には是非一度試してみてもらいたいもの。
遅れに遅れて早二ヶ月が経過してしまいましたが、木田貴久さん、リクエストどうもありがとうございました。
さて。
世の麦酒好きからは蛇蝎のごとく忌み嫌われてきたアサヒ・スーパードライ。麦酒ではないビールという評価は、実はぼくもその通りだと思っていますが、その麦酒らしからぬ味がカクテルには使いやすいようで。
ジュースとスーパードライの組み合わせを、初めて目にしたのは確か大田和彦氏の『居酒屋大全』だったと記憶しますが、なるほどレッド・アイにもスーパードライが相性で、こればかりはエビスやキリンを使うよりもうまいと思います。
バドワイザーだと、そのままでは物足りないので、レッド・アイにウオッカを足したブラディ・ブルーというカクテルにしてもよいでしょう。
映画『カクテル』の中では生卵を落としていますが、これはまったく好みの問題。この生卵こそがレッド・アイの名前の由来である、とダグ・コグランは言っていますが、風呂上がりにさっぱりしたカクテルを飲みたいのであれば省略した方が無難と思います(宿酔のときの迎え酒とか仕事の前の景気づけなら生卵の力を借りるのもよいでしょうけれど)。
調味料は、好みに応じて足せばよいでしょう。ただし、ビールが入ることでかなりさっぱりした味になっていますので、ブラディ・マリーのときよりは控えめに。