レモンなどで濡らしたグラスのふちに半分だけ塩をつけ(ソルト・リム)、お好みで氷を入れ、よく冷やしたウオッカを注ぎ、グレープフルーツ・ジュースを足す。数回軽くステア。
ほかの飾りは必要ありません。
シェイクしてつくる方もいらっしゃいます。
「しょっぱい犬」イコール甲板員のことであるとか。
ソルティ・ドッグは、強い日差しと潮風を浴びてはたらく彼らにぴったりの、さわやかなカクテルです。
ところで。
ソルティという単語には皮肉屋であるとか助平であるとかいう意味が隠されていることはご存知でしたか。
イヌと言えば、日本語でもあまりいい響きのある言葉ではありませんよね。
苦みのあるグレープフルーツジュースと、グラスのふちにつける塩の加減。
簡単なようでなかなかむずかしいのです。
さて。
グレープフルーツジュースの質もさることながら、ソルト・リムの仕方でずいぶん印象の変わるカクテルです。
基本的にはグレープフルーツ(ジュース)ないしレモン(ジュース)でグラスのふちをぬらし、塩をまいた皿にふちをあてていくわけですが、つけすぎると飲む段になってしょっぱくてかないませんし、かと言って、少なすぎると今度は見た目があまりよろしくないという。
個人的には、荒塩を使っています。少し粒が大きいのでいささかつき方がまばらになってしまうのですが、ふつうの食卓塩より味がまるいのであまりしょっぱさを感じなくてすむと思います。
ソルト・リムした後のグラスにウオッカやグレープフルーツジュースを注ぐときは、塩を中に落とさないように。
グレープフルーツジュースは、一応手しぼりが一番ということになっていますが、上手にしぼらないとこれまた苦いばかりのジュースになってしまいます。最近では大きなグレープフルーツ用のスクイーザーもあまり見掛けないことですし、自信のない方は手軽な百パーセント・ジュースを使った方が無難でしょう。
自分でジュースをつくるときは、しぼり取るというより握力でにぎりつぶすくらいのつもりでいると、うまくいきます。