お好みで氷を入れたグラスにグレナディンシロップを注ぎ、ジンジャーエールを加えて一回だけステア。
しばしばかつら剥きにしたレモンの皮が飾られますが、柑橘系の果物ならたいていのものはあうと思います。
シャーリー・テンプルとは一九三十年代に一世を風靡したハリウッドの名女優。
といってもほんの少女だった彼女が飲んでよいのは当然……というわけで、バージン・マリーなどとともに、これも有名なノンアルコールカクテルの一。
ノンアルコールカクテルはメニューに載っていないことも少なくないですが、どんなバーでもこのカクテルの材料くらいは揃っています。アルコールを飲めないときにはまず、メニューにないんだけれど、と切り出してみてはいかがでしょうか。
さて。
グレナディンシロップの量は好みに応じて変えてください。ただ、概して最後が甘くなりすぎますので、炭酸飲料が軽く色づく程度にしておくのが無難でしょう。最初はごく少量を混ぜてロゼピンクのような色にした後で分量のグレナディンを底に沈めても綺麗に見えます。
ジンジャーエールの代わりにトニックウォーターなどを使ってもよいでしょう。
また、関西ではカシス・ベースである由。以下は2001/11/24付けのははばかりからの転載ですが――
うちからもはしごをかけているVICTORさんが以前同業の方に確認のうえで紹介してくださったところによれば、これは大阪の丸ビルにあるディスコ「マハラジャ」のチーフバーテンダーだった方がノンアルコールのシャーリー・テンプルが存在することを知らずに「オリジナル」としてつくったものが流行るようになったものだそうで、京都に限らず、関西圏では比較的知れた話のようです。レシピも、本家?は「カシス+グレープフルーツジュース+トニック・ウォーター」というカシス・スプモーニ的なものだそうですが、「カシス+オレンジジュース+ソーダ」というバリエーションもあるとか。時期的なことは未確認ですが、四国にはほとんど同じコンセプトのマダム・ロゼ/マダム・ロシャスというカクテルが広まっていることを思えば、カシスを始めとするベリー系リキュールが流行ったときに自然発生したのがたまたまメジャーどころの名前とぶつかってしまったと考えるのが妥当かと思います。