氷を詰めたシェイカーに、よく冷やしたウオッカ、ライムジュース・コーディアルを注ぎ、シェイク。
飾りは特に必要ないですが、ソーサー型のシャンパングラスに注いでシェイクの際に使った大粒の氷をひとつ浮かべることもあるようです。
スレッジハンマーという、ゲームが昔あったように思ったのですが、ともあれこれは鍛冶屋が両手で使うような「大きな槌」という意味。転じて「強力な」とか「圧倒的な」という意味になるわけですが、何に比べて強力なのかと言えば、これはもちろん「きり」という名のギムレット。
しかし、あまりに重くて振り回すのが大変なせいか、どちらかと言えば「強力」というより「大味」の感じ。当たれば確かにすごいのでしょうが……。
さて。
ぼくはふだん甘味料入りのライムジュースは極力避けるようにしているのですが、ここでは「甘味料入り(コーディアル)ジュース限定」なのだそうで。
フレッシュライムを使うとウオッカ・ギムレットになる、などと書いてある本もありますが、これは眉唾。海の外ではライムジュース・コーディアルを使うウオッカ・ギムレットもよく見つかります。
というより、手持ちの資料でこのウオッカ・ギムレットもどきのレシピをスレッジハンマーと呼んでいるのは国内のもののみ。ニューヨーク系の資料ではスピリッツ三者混合というまさに強者限定のレシピになっているくらいですので、決してメジャーな名前とは言えないようです。
上のレシピでの注意点はギムレットと同様ですが、ライムジュース・コーディアル限定ということで、ケチるか、ドッと入れるかの二者択一しかありません。もちろんこれは好みの問題ですが、ジンに比べるとウオッカは香りの量が少なく、ライムジュースの臭みを感じやすいので、ケチるよりはドッと入れる方がよい結果になりやすいと思います。
これのどこがスレッジハンマーだと思った方は、遠慮なくウオッカ・ギムレットとお呼びください。