えーと、なんというか、白ワインのソーダ割りです(^^;) 英語読みするからスプリッツァーですが、本当ならシュプリッツァーでしょうね。ドイツ語のシュプリッツェン spritzen という語から派生したシュプリッツァーという語から来ているとされます。
有名どころのカクテルなので一応後からまた書き直すつもりでいますが、「実験」までするかははなはだ疑問。
いや、事情があっていまもまさにそういうカクテルを飲んでいるんですけれど(残りものの整理とも言う)、一口に白ワインと言ったってかなりのバリエーションがあるわけですよ。それのいちいちについて、どのくらいで割ったらおいしいかなんて、正直に言って、あんまり考えたくありませんもの。
気の向くままに、テキトーに割ってください。基本は1:1ということになっていますが、薄めすぎだと思ったらワインを足して、濃すぎたらソーダを足して。
明確な意図をもって薄めたいのでなければ、まさに一振り、表面がちょっと泡立つくらい入れればよいですよ。
できれば発泡酒の少ないドイツワイン、それもなるべくならほんのり甘いリースリングのカビネット・クラスでつくりたいですね。
もともと辛口のワインを薄めたって「その方が健康によいから」という言い訳以外できないですし、ほかにいいスパークリング・ワインがある国のワインにわざわざソーダで発泡性を加えるのって、なんだか空しいですもの。
もちろんソーダは工業的にガスを吹き込んだものなんかではなく、自然の状態でガスを含むナチュラル・ミネラル・ウォーターを選びたいところ。手に入りやすいところではペリエがいいし、手に入るならアポリナリスというドイツ産の天然発泡水もいいですね。
『ミネラル・ウォーター・ガイドブック』(早川光/新潮社)という本によれば「ドイツ南部のワイン生産地では白ワインを発泡水で飲む」習慣があり、そこでは「ワインとのバランスを考えて、より炭酸の強い水が好まれているよう」ですが、大切なのは薄まった感じをさせないために硬度の高い水を選ぶこと。
ドイツワインの場合、他に比べて圧倒的に度数が低い――度数9度なんてワインも珍しくありませんからね――という問題があるので、できるだけソーダの量を減らしたいという切実な思いがあるのかもしれませんが、あとからガスを足した水の場合は泡立ちが粗いので――こういう比較が適当かどうかはわかりませんが――シャンパンのような高級感は出ないですもの。
ともあれ、そのシュプリッツェンゆかりの形容詞、シュプリツィヒ spritzig に「生き生きとした」のような意味があるのは本当のこと。どんな理由があって割ったにしても、楽しく飲んでくださいね。