氷を詰めたシェイカーにアプリコット・ブランデー、オレンジジュース、オレンジ・ビターズを注ぎ、弱めにシェイク。
飾りは特に必要ありません。
バレンシア、と言えばやはりオレンジ。カクテルの世界ではオレンジジュースを使うと言った場合にはほとんど大前提と言ってよいくらいバレンシアオレンジのジュースが使われるのですが。
市販のジュースの味が様々であるのと同様に、このカクテルの味も定まりがたいようではあります。一応ここではスタンダードに近いレシピを載せておきますが、手元にあるアプリコット・ブランデーのタイプによっては、まったくつくり方を変えた方がよいかもしれません。
柳田智明さん、リクエストありがとうございました。
さて。
まずはアプリコット・ブランデーの「甘さ」と「クセの強さ」を確かめてください。
ごく甘いものの場合、オレンジ・ビターズのほかにオレンジジュースの香りに隠れる程度のレモンジュース(オレンジジュースの四分の一から五分の一見当)を加えた方がすっきりできます(特にオレンジジュースの酸味が弱い場合)。
または、オレンジジュースとアプリコット・ブランデーの割合を反対にし、ビターズを省いてごく甘口につくるのもひとつの手であると言えます。
マラスキーノやアマレットに近い印象を受ける(あんずの核の風味が強い)アプリコット・ブランデーの場合は、ビターズを多めにした方が相対的なえぐみが薄れて飲みやすくなるように思います(少々入れたくらいではオレンジジュースに負けるのか効果が出ません。ただし、入れすぎると味がボケます)。
よりフルーティなものであれば、ビターズはない方がうまくいくでしょう。
ビターズを1tspと表記しましたが、要するにビターズボトルを数回振るのと同じ意味です。
なお、オレンジ・ビターズと似て非なるものにアンゴスチュラに代表されるアロマティック・ビターズがありますが、こちらを1tspも入れてはクセに負けますのでご注意をば。これは試していないのですけれど、オレンジ・ビターズがなければオレンジ・キュラソーで代用するのもおもしろいのではないかと思っています。