あらかじめレモンなどで濡らしたグラスのふちにぐるりと砂糖をつけておく(シュガー・リム)。(必要ならピンに刺してから)ミント・チェリーをグラスの底に置く。
氷を詰めたシェイカーに、よく冷やしたウオッカ、ホワイト・キュラソー、ライムジュースを注ぎ、アイスフレークが出るくらいにシェイク。
砂糖を濡らさないように注ぐ。
雪国。
この言葉に郷愁を感じてしまうのは、このカクテルの持つ甘酸っぱさのゆえなのか、それともぼくが北国で生まれ育ったせいなのか。
はじめて「カクテル」という言葉を意識してつくったのもこの「雪国」でした。
寒い冬も終わりが近づき、春の息吹が聞こえてくるようになると飲みたくなります。クッと一息に飲みほしてしまってください。春はもうすぐそこですから。
さて。
ホワイト・キュラソーはコアントロー社のものを使っています。
ライムジュースは、もちろんライムをしぼったものなら言うことなしですが、百パーセントのジュースを使ってもよいでしょう。もとはどうだったかという議論はさておき、着色・加糖されたジュースはできれば避けてください。
たいていのカクテルブックではウオッカが二、ホワイト・キュラソー、ライムジュースがそれぞれ一となっていますが、グラスのまわりに砂糖をまぶしているので、ホワイト・キュラソーは抑えめにした方がうまいと思います。
ミント・チェリー(グリーン・チェリーとも言う)は、余計な味が入り込まないよう、余裕があればグラスに沈める前に水(ないしソーダ)で洗っておきたいところ。
山形の井山計一氏の作です。