Charlie's Cocktail BAR

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お酒の賞味期限を教えて

(by M.S.)

一般には開封後数ヶ月とも言われていますが、ぼくにとってはほとんど無期限です。というのも、口開けはもったいないのでストレート、あるいは風味を活かすカクテルにし、いささか香りが飛んできたらいろいろ材料を混ぜなければならないカクテルにし、いよいよ香りが飛んだら寝酒のホットカクテルだのスパイス入りカクテルだの果実酒だのにしますので。もちろん本当に腐ってしまうお酒はどうしようもないですが、リキュールも含めて最後に蒸留の過程を経ているものであればそうそう飲めなくなることはありませんので、いろいろ飲めるようにする手を考えるのが大人の知恵ではないかしら。

(by Cha.)

――というのがぼくの基本的なスタンス。『五本で〜』本にも書きましたけれど、お酒って基本的には賞味期限を表示する必要がないことになっているんです。実際ふつうに飲んでいればそんなこと気にする必要がないくらい持ちますし、梅酒なんか見てもわかる通り、つくりのしっかりした昔風のリキュールなら、もちろん当初の味とは変わったものになっていくんですが、それこそ十年の単位で楽しめますから。

どうしても味が変わるのは我慢できない、フレッシュ&フルーティなものじゃないとイヤだって言うなら、ま、コンビニの賞味期限切れ弁当なんかと同じに、早め早めに処分することですね。モノとその人の鋭敏さによりますけれど、早いものなら開封後二、三日、比較的持つものでも二、三ヶ月も放置しておけばどこかしら味は変わりますから、仲間を集めてパーッと飲んでしまうか、それすら面倒だったら流しに流しちゃえばいい。

もっとも、そういう考え方でいくなら、そういう管理を面倒くさがらない一流のお店に通うか、黙って飲み切りサイズの既製品でも飲んでいるのが吉ってなものでしょう。いや、ビール工場に隣接したビアホールで売れ筋ビールだけ飲んでいるのが一番か。一流をうたわれる店だってごく限られた商品しか売らないビアホールほどの管理はできないのがふつうですし、既製品だってみなさんが信じているほどフレッシュ&フルーティな味を保っているとは限らんのですから。

いささか過激なことを書いてしまった気がしないではないですが、近所の酒屋やコンビニでビールを買って平気な方なら、まあ、半年くらいなら何の心配もなく飲めるはずですし、一年や二年たったからって、なにかでちょいと濃いめの味をつけてやれば十分飲めます。一般的に夏の暑い時期に放置しておくとリキュール内の糖分が発酵するのかいくらか甘味を失うことが多いのですが(これはキャップを開けたときにガスが抜ける感じがしますからすぐにわかります)、それでまったく飲めなくなるってことはないです。

つーか、ぼくはそういうのでも「×年たつとこんな味になるのか」と感心しながら飲んでいます。そりゃぼくだって開封したてのものと比べたら味が落ちるとは思いますけれどね、開封したての味なんざ新品を買ってくればいつでも楽しめるんです。けれど、「開封後×年たった古酒」なんて、そんじょそこらのバーじゃ飲めないんですぜ。もっと楽しまないと損じゃないですか(笑)

ま、要は楽しみ方なんですよ。ワインを勉強したことがあったらすぐにピンと来るはずですが、新酒には新酒の、古酒には古酒の味わいってものがあるんです。いや、酒に限らず、なんでもそうだと思いますけれどね。ひとつの基準でバッサリ切って、その基準にあわないものは楽しまない、楽しめないってのは、少なくともぼくは、つまらんことだなあと思っています。もちろん人生、時間も体力も限られているんですからなんでもかんでも楽しもうってのは無理な相談ですけど、気の持ちようで楽しめるようになるんだったら、新しい視点で楽しんだ方が得なんじゃないかなあ。

所詮、酒なんて毒なんですもの。身体にいいも悪いもあるわきゃないんですから。

(by Cha.)

Permalink | 2005/08/15 09:00


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