Charlie's Cocktail BAR

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シャンパンとかスパークリングワインのような炭酸系のお酒で作るカクテルはやっぱりシェイカーは使っちゃいけないんですか?っていうか常識ですか?ヘンな質問ですいません・・・。

(by ねぎま)

結論から言いますと、炭酸系のお酒をシェイカーの中に入れて振ることは「ふつう」しません。最後に炭酸系のお酒で割るときに、それ以外の材料をシェイクすることはよくあります。

やってみればすぐにわかることですが、グラスに泡モノのお酒を注いで、そこに氷を落とすと中にとどまっていたはずの泡がわさわさと出てきますよね。かき混ぜればほとんどの泡は出ていってしまうはずです。

これは、悪く言えば気が抜けたということですが、よく言えば微炭酸になったということ。ぼちぼち解禁になるボジョレー・ヌーヴォーなど若いワインによく見られるものですが、この程度の微量の炭酸がさわやかさを増すこともあるわけで。

本にはまず載っていない手法ですが、これをカクテルで表現したいと思ったら、シェイカーの中に泡モノを入れることもありえるわけです。

ただし、一般にワインの仲間は激しい攪拌に弱い(味が濁る、えぐみが出る)ため、シェイクやブレンドには使わない、という暗黙の了解があるのも本当のこと。だからワインの仲間であるベルモットを使うマティーニはステアに限ると言われるわけです――などと書くとまた大論争になってしまうので深入りはしませんが(笑)

「常識」という言葉を持ち出すなら、泡モノをシェイカー(やブレンダー)の中に入れるのは邪道と言ってよいかもしれません。

また、泡を殺したくないカクテルをつくる場合でも、最終的な混じり方が違うという理由で泡モノ以外の材料をシェイクすることは、フィズの名で総称される一群のカクテルをはじめ、よくあることです。もちろん横着をしてすべての材料をそのままグラスに放り込み、最後に加える泡の力で混ぜてしまうという手もあるわけですが、特に加える材料が複数になる場合や、生の果物のように混じりづらい素材を使う場合、あらかじめシェイカーなりブレンダーなりでかき混ぜてから泡モノで割った方がよい結果が得られます。

まあ、現実問題として泡を活かしたいカクテルをカクテルグラスに注ぐことはありませんよね? 形状はともかく、たいていはカクテルグラスの倍以上の容量を持つグラスに注ぐはずです。そんなに大量の材料を、みなさんお手持ちのシェイカーで満足にシェイクできるかといえば、ふつうはできないわけで(^^;)、実際につくるときになって迷うことはなかろうと思うんですが。

ヘンな質問どころか、ぼくはとてもありがたいご質問だと思いましたよ。

(by Cha.)

Permalink | 2005/08/15 09:00


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