頂き物の焼酎や高価な洋酒が何年もたまってしまったのでどうしようか悩んでいます。古いお酒を知り合いに差し上げても失礼かとも思うので処分した方がいいのでしょうか。
(by お酒の苦手なK)
焼酎やウイスキー・ブランデーのように蒸留の過程を経たお酒であれば、未開封である限り(そして、特に陶器の入れ物や化粧箱に入っている場合)まず経年劣化は無視できますから大丈夫ですよ。あまり親しくもない目上の方へ贈るのは避けた方がよいかもしれませんが、お酒が好きな方なら――もちろん物にもよりますが――かえって今どきめったに手に入らないレアものだと言って喜んでくれるかもしれません。
ただ、こと洋酒(ウイスキー・ブランデー)の高級品については1997年の酒税法改正を境に大幅な価格破壊がありましたので、一昔前なら何万円もしたものが今では半値以下で手に入ることもまれではありません。昔は高級品の代名詞だったジョニー・ウォーカーなど、最近では千円ちょっと出せば手に入る並酒扱いです。「高価な洋酒」のイメージを捨てて、素直に「飲みきれないのでいかがですか」と飲める友人知人を誘うくらいが無難かとも思います。
もちろん多少の手間を惜しまないならオークションにかけたりする手もありますが、アルコール飲料の出品にはいろいろ制約も多いので、あらかじめ規約などをよくお読みの上、自己責任でなさってくださいませ。
なんにせよ、高級品になればなるほど商品として売り出されるまでには何年、何十年という人の手がかかっているのですから、余所様の子供を預かっているようなつもりで大事にしてあげてほしいなあと思います。
なお、蒸留という過程を経ていないワインやビール、日本酒の類は、たとえ未開封であっても保管環境によっては手ひどく劣化しますから要注意ですし、ある程度リスクを承知で飲んでくれる人以外に年数を経たものを差し上げるのは控えた方がよいでしょうね(これは酒販店から買ってきたものを差し上げる場合もそう。高級ワインなどと言ってもそれまでどんな保管をされてきたかわかったものではありませんし、差し上げた先で適切な保管がされるとも限りませんから)。
(by Cha.)