Charlie's Cocktail BAR

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久しぶりに馴染みのバーでマスターとふたりきり。ホットワインで身体をあたためながら棚を見渡し、ふと気がついたのでマスターの感想を聞き出そうと、家にもあるのにモニカというクランベリー・リキュールでスプモーニもどきをつくってもらったまではよかったのですが、その後どうしたものかといくら考えても名案を思いつかなかったので、アメリカ巡礼とばかりにケンタッキー、テネシー、テキサスと、バーボンの仲間たちを順番に舐めてきました。

バーボンというのがコーンを51%以上含む穀物原料を度数80度未満で蒸留したあと、内側を焦がしたオークの新樽で熟成したものであること、いわゆるテネシーと呼ばれるものはその条件を満たしたうえでさらに樽熟成の前にサトウカエデの木炭で濾過(チャーコール・フィルタード)されたものであることあたりまではもう書くまでもないのでしょうけれど、問題のテキサスなるものは、そのチャーコール・フィルターを通した原酒にメスキートというマメ科の木のチップまで加えて熟成させているのだそうな。

ぼくが口にしたのはマッケンドリック社のロングホーン・クリークという、税法上はアメリカン・ウイスキーに分類される(らしい)製品で、いまだに「こんなカクテルがあっても驚かないだろうな」という第一印象のもとになったクセのある木香をどう表現したものかと悩んでいるのですが──飲んでいるときは漠然とミントが比較的近いかなとも思ったのですが、心の片隅で「違う、どこかでもっと似た香りをかいだはずだ」と騒ぐヤツがいるのです(^^;)──、調べ物をしているうちにそのメスキート香はペットが好む香りだという記述を目にして、そして確かにキャットフードの原料としてメスキート豆の名が挙がっているのを目にして、ちょいと苦笑い。

その香りの正体をつかみきれなかったからという理由もあったんですが、思わずお代わり頼んじゃったんですよねえ。

まあ、ダラス郊外をはじめとして、その名を冠したメスキートという市町村がいくつもあるくらいアメリカ南西部ではよく見かける木のようですし、肉を燻すのにもよく使われているようですので、猫まんまの好きなぼくが猫に近い味覚をしているという証明にはなるまいと思っていますが、さてそれがウソかマコトか、見かけるようなことがあったらお試しあれ。

それから、どなたかわかりませんがロイヤル・ウェディングというカクテルをお探しの方へ。Royal Wedding cocktail と固有名詞化したものについては、サヴォイ本などによればキルシュ、ピーチ・リキュール、オレンジジュースをシェイクしたものにシャンパン(スパークリング・ワイン)を加えるのが基本のようですが、『世界のカクテル大事典』を見ると多少のバリエーションはあるようですし、王家・皇室の類に属する方が結婚されるときには「ロイヤル・ロマンス」といったカクテルをはじめ、それこそ無数に royal wedding cocktail が生まれるものなので、これがお求めのレシピかどうかは定かではありません。

Permalink | 2001/12/11 09:00


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