江国香織氏の本(あいにくぼくは読んでいないのですが、「きらきらひかる」ですよね?)に出てくる「キュンメル」の味をおたずねのしょうさんへ。こういうのは何より飲んでいただくのが一番ですので、お店で見かけたらぜひ試してみていただきたいのですが、どうしても手に入らなかったら、一月半くらいかかるそうですが自作してしまいましょう。
そもそも「キュンメル」というのはその辺のスーパーでも簡単に手に入る「キャラウェイ(ひめういきょう)」という香辛料のドイツ語読み。それをフェンネル(ういきょう)など、ほかのいくつかの香辛料(や砂糖)ともども地元の焼酎に漬け込んだのが問題の品なんですから、簡単そうでしょ?
その糖分の割合は、手元にある Classic Liqueurs -- The Art of Making and Cooking with Liqueursという本によれば、キャラウェイ大さじ2+ウオッカ/焼酎3カップに対して3分の2カップほどがよかろうとのことですが、その倍くらい砂糖を使うレシピも載っていますし、そもそも本場ヨーロッパでも歴史的な事情で甘味度の違う複数タイプのキュンメルがあるのですから、お好みで変えてください。
ちなみに、『世界の名酒事典』にも出ているオルデスローエ社の製品は、酒税法上スピリッツに分類されてしまうくらい糖分少なめの品です。
そんな悠長なことをするのはイヤだということであれば、同じくキャラウェイが使われているアクアヴィット(たとえばオールボーの無印タイプ。黄色っぽい色のついたジュビリウムスは──それはそれで大好きなのですが──ピクルスによく使うディルの香味が加わっていますので避けましょう)を買ってきて、それに水で薄めたシロップを足す、という手もあります。まったく同じ味・香りになるとは言いませんが、アクアヴィットならキュンメルより流通量が多そうですし、某キ○ンシティなどでもショット売りしていますからから試しやすいのではないかしら。
リキュールとしては少々度数高めかもしれませんけれど、そう怖がるようなお酒じゃないはずですよ(笑)
ついでながら、シルバー・ストリーク(Silver Steak)という名がついている「ジン+キュンメル」(をシェイク/ステア)というカクテル、キュンメルのかわりにイェーガーマイスターを使うレシピもあるそうな。ご参考までに。
あ、更新メールの日付を直し忘れていましたね。面目ないです。
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