Charlie's Cocktail BAR

  • −お酒は責任のとれる範囲で飲みましょう−

[玄関] [履歴] [メニュー] [検索] [本棚] [カクテル講座] [はばかり] [はしご]

デコレーションについての本をお探しのユカさんへ。

デコレーションといってもさまざまですが、比較的手に入りやすい資料の中では上田和男氏の『カクテル』(西東社)がよくまとまっていると思います。もっとも、よくまとまっていると言っても「飾り用の果物の扱い方」という四ページのコーナーがあるほか、その前二ページにピールの仕方といわゆるスノースタイルの仕方が、それからシティ・コーラルやフォーリーフクローバーなど、本文中のいくつかのカクテルにもそれぞれ飾り付けの手順が載っている程度なのですが、コンテストに応募しようというのでもなければそれで十分用は足りるということ、まずはお含み置きくださいませ。

コンテストに出せるようなデコレーションを知りたいということであれば成美堂が毎年出版している『カクテル・レシピ500』シリーズ(旧『カクテル・カタログ』シリーズ)が便利ですが、その性質上この手の本に掲載されているカクテルの飾り付けには度が過ぎるものが多いので、実用性は低いです。

より深く研究したいのであれば、お酒ではなく料理本のコーナーに行って、世界の果物を紹介している本をあたってみるとよいですね。フルーツ・カッティングを扱っている本も少なくないですし、熟成のさせ方や旬の時期など、果物全般のことがわかりますから、季節感を演出する手がかりにもなると思います。

また、ケーキのレシピ集も参考になりますし、和洋問わず専門料理の本に紹介されている演出には――カクテルに応用できるかどうかはともかくとして――うならされることが多いかと。

もちろん容器(カクテルの場合はグラス)も要チェックですよ。「ひんやりしたバカラのクリスタル」というだけで飾られた気になるものですから。

この辺はその人の飲食全般に対する知識とか、より広い意味での審美眼に大きく影響されるものですから、「カクテル」にこだわることなく、いろいろな資料をあたって試行錯誤してください。

ついでながら。

念のため書いておきますが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしです。見た目も味のうちとは言いますけれど、ごてごてと飾りすぎて口をつける場所もないようでは本末転倒ですし、飾りひとつ用意するのに五分も十分もかかるようではお客さんが待ちくたびれてしまいます。『五本でできるカクテル講座』の中でも書きましたが、飾りには garnish と呼ばれるものと garbage「生ゴミ」と呼ばれるものの二通りがあるということは常に意識しておきましょう。

以上、参考になればよいのですが。

Permalink | 2002/02/27 09:00


Cha.への伝言板

ボケでもツッコミでもご自由に。質問がある方もこちらへどうぞ。
でも、仮名で結構ですからお名前くらい教えてくださいね