Charlie's Cocktail BAR

  • −お酒は責任のとれる範囲で飲みましょう−

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まずはバーとショットバーの違いをおたずねのT.Iさんへ。この辺の話は森下賢一氏が何やらまとめておられた記憶があるのですが、どこへやってしまったのか、あいにくすぐ手の届くところに見つかりませんでしたもので、ぼくなりにまとめてみますと――

(1) ショットバーというのは基本的にボトルキープしなくてもボトルから一杯(ショット)売りでお酒、それも特に洋酒、もっと限定すればウイスキー(に代表される蒸留酒)を飲ませてくれる酒場のことを指します。この場合のショットは、少ない場合で22.5ml、以下30ml、45mlをはさんで、多い方では60mlくらいまでの幅があり、特にそれ用とされる脚のないグラスのことをショットグラス等と呼び慣わしています。

(2) また、ショットバーは、厳密な意味でのショットではないものの、一杯売りの一環としてカクテルに力を入れていることも多いものです。こちらは少ない方で60ml、多い方では2リットル近くという莫迦げたものまでありますが、ともあれこちらも主材料(ベースと呼ばれるお酒)はショットの伝統にならって30mlないし45mlくらいに設定されるのがふつうです。

(3) 一人の客が一度注文するだけで仕入れたお酒の元がとれるボトルキープ制の酒場と違って、ショットバーの場合はたいていの場合多くの人が一回、あるいは少数の人が複数回注文しないと元がとれないため、数回の来店で飽きられないよう、幅広い客層に対応できるよう、キープ制の酒場に比べてお酒の種類ははるかに多いのがふつうです。

(4) 客の側から見ると、高価なお酒でも見知らぬ他人と割り勘で飲めるというメリットがある反面、そもそもお酒の種類が多いだけでなく、種類を集めるために高価なお酒の割合も増えるため、リスク管理等の費用を上乗せされやすく、一杯当たりの平均単価も高くなりがちです。

(5) ただし、これはあくまでも日本ではまだボトルキープが主流だった時代に一杯売りを始めた(というより復活させたという方が正しいかな)「新しい」店を区別するために行われた便宜的な分類で、ショットバーという語は限りなく和製英語に近いものです。

日本語の中で(ショット)バーに対置されるのはクラブや居酒屋の類でしょうし、少なくとも最近ではバーとショットバーの差はそんなにないと思いますけれど、同じショットバーを名乗っていたからとてシングルモルトスコッチに強い店もあればバーボンに強い店もあり、カクテルに強い店もあれば、最近では焼酎やら何やらの方が、という店もあるのですから、たいした目安になるわけでもありません。酒の肴に「そういう話もあったなあ」で済ませておくのが一番かと思います(^^;)

もうひとつ、メニューの改訂は遅々として進まないのですが、裏では nao さんよりメールで問い合わせのあったエメラルドのつくカクテルの試飲をしたりもしていたので、こちらにもメモ。
エメラルド・アイ
エメラルド・アイル

それにしても来週はもうゴールデンウイークですか。ぼくは仕事の予定が入っているのでどこへ行くということもないと思いますけれど、いやあ、早いですなあ(^^;)

そうそう、まりもんさん、遅ればせながら感想ありがとうございます。それから、まりんさん、無事外れてよかったですね。よもや要るまいと思っていた最後の手段がお役に立てたようで、ぼく自身もそんなことがあるのかとびっくりしました(笑)

Permalink | 2002/04/25 09:00


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