どうしたことか、質問のお返事を書いているうちに次の質問が届いてしまうという状態で、調べモノが追いついていません(^^;) 週明けには裏の読書会の更新もしなければならないので残りは火曜日以降になりそうですが、目は通していますのでしばしお待ちをば。>心当たりのみなさま
で、ようやく追いついた部分から書きますと、まずエル・ディアブロの件で新たに情報をいただきました。2002/05/20の段階では1980年前後の生まれではないかなどと書いたのですが、なんでも『カクテール全書』(木村与三男編著・ひかりのくに昭和出版刊)の1962年発行のものに「メキシカン エル ディアブロ」として同等のレシピが載っているそうで(ちなみにその700ページ近い本に載っているテキーラ・ベースのカクテルはそれと、ストローハットとマルガリータだけだそうです)、一世代(といえば聞こえはよいですが、要するに二十年も)読み違えていたかと汗顔の至り。
その後1977年に発行された海外のレシピ集に El Diablo と Mexican El Diablo それぞれの名でほぼ同様のカクテルが載っているらしいことも確認して、今度はいったいいつ頃から分化したのかしらんというのが興味の種になったのですが、ともあれテキーラ・カクテルとしてはずいぶん由緒正しいものだったようで、ぼくも認識を新たにしました。ご連絡ありがとうございます。> dumpcar さん
それから、ねぎまさんへ。ことさらに「カクテル」と気張って考えると、確かに日本酒ベースのカクテルで有名と言えるものは少ないかもしれませんが、ひれ酒、骨酒、卵酒、お燗各種(日向燗、人肌燗、ぬる燗、上燗、あつ燗、飛びきり燗)に冷や酒各種(雪冷え、花冷え、涼冷え)。ウオッカ抜きのソルティ・ドッグをカクテルと認める心があるなら、盛り塩をした升酒だって立派なカクテルですよ――というのはお決まりのジャブですが。
たとえば上田和男氏の『カクテル』(五つ)や、横着をしてレビューを書いていない山本祥一郎氏の本(七つ)にはそれぞれ日本酒を使ったカクテルが載っていますし、ぼくが毎月購読している『男の食彩』という雑誌にも、2001年の春先に都合六つ、いささか毛色の変わったレシピが紹介されていたくらいですから、探せばまだまだ出てくるでしょう。
正直なところ、ぼく自身は「日本酒(やワイン)を飲むぞ〜」という日はもう頭の中がどんな酒肴をあわせようかということで一杯になって、殊更にお酒を変えずとも興趣が保たれてしまうので、日本酒カクテルにはあまり関心が向かないのですが、たとえば居酒屋で焼き魚にレモンやライムの類(和食ならカボスやスダチと言うべきでしたか。ひっくるめて香酸柑橘類と言います)が添えられていたら、お酒の方にもちょいと搾って即席サムライ・ロックを楽しむことはありますし、思い立って少し実験してみたのですが、日本酒に、ほんのり桜色に色づく程度に紅梅酢(塩分18%の梅干しを漬けたときのもの)を落とし、さらにその塩気を引き出すために唐辛子ウオッカを少々垂らしてみたらなかなか乙な味になりました(飾りはやっぱり桜の塩漬けでしょうね。自分用にはもう少し細かなところまで実験したのですが、なにせ紅梅酢、唐辛子ウオッカとも自家製を使ったので一般化できないのが申し訳ない限り。紅梅酢がない場合は、ちょっと見栄えが悪くなりますがあらかじめ少し崩した梅干しを日本酒に二、三分漬けておくと同じような効果が得られます)。
居酒屋(や自宅)ではなくバーでの話なら、サムライ・ロックやサケティーニと並んで、上田和男氏が1981年の世界カクテルフェスティバルに出品して銀賞を受賞したというファンタスティック・レマンあたりが比較的よく知られていると言えるでしょうか。日本酒5、ホワイト・キュラソー3、キルシュ1、レモンジュース1をシェイクし、トニックウォーターで倍くらいに薄め、ブルー・キュラソーを少々落とす、というのがそのレシピ。一応ぼくもたまたま手元にあった澤乃井の特別純米を使って(シェイクのかわりにステアした手抜き版を)何杯かつくってみましたが、ブルー・キュラソーは上田氏のレシピより心持ち多めの方が綺麗かもしれないのと、個人的には心持ち日本酒を多めにした方が感じが残ってよいと思いました(もっとも、日本酒が苦手でにおい消しにカクテルを、という方なら逆の感想を持つでしょうが)。
ううう、本棚の整理もしないとなあ。
セックス・オン・ザ・ビーチ
果物の搾り方の呼び方
ボトルカンでカクテル
エル・ディアブロ(続)
日本酒のカクテル
キール・ロワイヤル
フレンチ・カクタス
エル・ディアブロ
ボンド・マティーニ
パーティーでオリジナル(続)
パーティーでオリジナル
パイナップルジュースとレモン