モヒートの作り方をおたずねのりゅうさんへ。基本はラムに(できれば生ライムから搾った)ライムジュースと、搾りかすのライム、なにがしかの糖分、つぶしたミントを加えて、クラッシュト・アイスで急冷する(お好みで最後にソーダを足すこともあり)――なのですが、正直なところ、少なくともぼくがモヒートを飲みたいと思うときに市販の本に載っているようなやり方でつくっていてはあんましうまくいきませんので少々アレンジします。クーラーの効いた部屋/店内でもともとよく冷やした材料を使ってつくる場合はまた話が別だということ、あらかじめご了解くださいませ。
さて、本題。まずはラムの選択ですが、これは市販の本にもよくある通り、ゴールド・ラムが無難でよいです。無難でよいですが、ゴールド・ラムを常備されている方はそう多くはないでしょうから、もちろんホワイト・ラムでもダーク・ラムでもかまいません。ホワイトを使うときはミントの量を、ダークを使うときにはライムと糖分の量を増やしてください。
次、ライムの話。モヒートをつくりたいのであればぜひとも生ライムを用意しましょう。ただし、市販の100%ライムジュースも用意した方が何かと便利です。ゴールド・ラムを45ミリリットル注ぐのであればライムジュースも20〜30ミリくらいは欲しいところで、これだけのジュースを生ライムから取るには半個分くらい要るのですが、ライム半個分の搾りかすをグラスの中に入れると、よほど大きなグラスを使うか、別のテクニックを使うかしないとうまく冷やせなくなってしまいます。おすすめはグラスに四分の一カット、足りない分は残りの生ライムから搾りとるか、瓶詰め100%ジュースから補うかしてください。
ミントの種類はお好みで。分量については、上記の通り、ゴールドなら大ぶりの葉を二、三枚でも足りるはずですが、こくに欠けるホワイトならかなり多めにしたい(少なくとも三倍から五倍くらいは欲しい)ところ。香り出しのため、あらかじめライムジュースやシロップを加えて潰しておいてください。
糖分については、これもまたお好みでとしか言いようがないですが、ぼくは甘めにつくる方が好きですし、甘めにしておかないと最後の急冷でギスギスします。市販のレシピでは1tspなんてのが主流ですが、極端な話その三倍入っていてもおいしく飲めます(2tspというか、ゴールド・ラム45ミリリットルに10ミリリットルくらいのシロップを加えて、ミントをかじりながら飲むとコーヒー様の風味が出てうまいです)。粉砂糖を使うよりは溶かしやすいシロップを。粉砂糖を使うなら、最後に上から一振りすると、クラッシュト・アイスに映えて綺麗です。
グラスの選択。少なくともソーダを加えない(そしてその方がうまい)モヒートの場合ストローを添えるなんて選択肢はありませんので、ぼくはロック・グラスないしワイン用のゴブレットを使いますが、市販の本はこぞって背の高いグラスを要求しています。これは次に問題にするクラッシュト・アイスの量にかかわる問題ですので、お好みでどうぞ。
で、クラッシュト・アイスの問題。市販の本には、材料をすべてグラスに注いだあと、クラッシュト・アイスを詰め込み(あるいはクラッシュト・アイスを詰めたあとラムを注ぎ)、グラスに霜がつくまでステア、なんてことが書いてありますが、どうしても水っぽいモヒートを飲みたいのでなければそんなことをしちゃいけません。
少なくとも、ぼくがモヒートを飲みたくなるのは、黙っていても滝のように汗が出てきて、「仕事なんかしてられるかー!」と叫びたくなるようなときです。それがカンカン照りのビーチだったり、海賊船の甲板の上だったらなおのこと素晴らしいと思いますが、いずれにしても暑いんです。クラッシュト・アイスをステアしたら溶けるばかりです。
霜なんてどうせ黙っていたって周囲との温度差でつくのですから、むやみやたらとステアしないこと。どうせライムの搾りかすという邪魔者があってステアしづらいんですから、いっそのことライムが沈んでいるグラスの下の方には保冷用の大粒の氷を埋めておいて、表層部にだけ飾りのためにクラッシュト・アイスを乗せるくらいにした方がよほどおいしく飲めます。かき混ぜたかったら氷を入れる前にかき混ぜて、どうしても先に冷やしたかったらシェイクでもなんでもしてしまうこと(実際そういうレシピもあります)。
さんざん飲んだ後に書いたせいかなんか長くなっちゃいましたが、ま、そゆことで。
帰京しました
質問たくさん(笑)
移設しました
ステアって?
材料から検索したい!
今年も梅酒を漬けました
どんなブランデーを買ったらよい?
スマートなお客さんになれる方法?
サーバを借り換えます
ファジー・ネーブル
カクテルと性別・年齢
モヒート
本棚に二冊本を追加
梅酒の漬け方(再掲)
グリーンピースの下ごしらえ
シャルトリューズ・ジョーヌを安く売っているお店