蜂蜜を使ったカクテルのことでおたずねのアキさんへ(毎度どうもです)。うまくシェイクできないことがあるとのことですが、これには何通りかの解決方法があります。
まず、ごく基本的なところで蜂蜜そのものに注意してみてください。ぼくが使っているものは常温で瓶を傾けたらさらさらと流れてきますし、冬になったからとてそう簡単には固まりませんが、少し温度が下がるだけで白く結晶してしまう、粘度の高い蜂蜜もあります。この差が、蜂蜜のもととなる花の違いによるものなのか、メーカーの腕の巧拙によるものなのか、あるいはそれ以外の理由があるのかはわかりませんが、概して安物の蜂蜜ほど固まりやすいように思いますので、もしお心当たりがあるようでしたらもう少し奮発してみると問題が解決するかもしれません。
次。考えてみれば当然のことですが、蜂蜜を溶かすのは何もシェイカーを振りながらである必要はありません。シェイカーを振る前、氷を入れて材料を冷やす前に、シェイカーの中で(スプーンを使って)よくかき混ぜて溶かしてしまえば、その後のシェイクの際には冷やすことだけ考えればよいことになります。蜂蜜はシェイクしたからとて別にさほど泡立つわけではありませんから、最初から蜂蜜が十分に溶けているならハードシェイクするまでもなく、ごく普通にシェイクして、ごく普通に注げば、振っている最中に蜂蜜が析出してくることもまずないはずです。
どうしてもシェイクしながら蜂蜜を溶かしたいということであれば、蜂蜜はシェイカーの隅に残るということを意識してください。アクリル製の透明なシェイカーを使うと一目瞭然なのですが、たとえハードシェイクしようと、液体が触れただけでは固まった蜂蜜はなかなか溶けてくれません。シェイカーの隅をこするように氷をぶつけ、固まった蜂蜜を氷で掻き出すように動かすことで初めて蜂蜜の層が崩れてくれます。
実際にどう振ればよいかを口で説明するのは難しいのですが、ハードシェイクというよりは直線振り、あるいは、これは本には出てこない振り方ですが、みなさんがスプーンを使わずにグラスの中身をかき混ぜなさいと言われたときに自然にするような、底の方をゆする振り方を織り交ぜるとうまくいくことが多いようですね。
まあ、最初から全部溶かしきるのは無理と割り切って蜂蜜の量を規定量の倍くらい入れておくという邪道な解決法もなくはないですが(^^;)、いずれにしても固体よりは液体、同じ液体でも粘度の高いものよりは粘度の低いものの方が混じりやすいのは確かですから、混じりづらいものはなるべく混じりやすい状態にしてから混ぜるのを基本と覚えておけばよいと思います。
というわけで、実験に使ったビーズ・ニーズをメニューに入れておきました。蜂蜜ものというとズームの方が有名かと思いますが、諸般の事情で冷蔵庫を空にしている最中なもので、クリームものはご勘弁と。
それから、はばかりに一件質問をいただきましたのでお返事ともども更新しておきました。
最後は業務連絡。諸般の事情で週末、たぶん来週頭まで更新できません。質問のお返事も遅れますがあらかじめご了承ください。
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