Charlie's Cocktail BAR

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副業を削ればちょっとはヒマになるかと思っていたら、『五本で〜』本の初校が届いてしまって、Flash遊びは半日でオシマイになりました(^^;)

それはさておき、昨日の更新通知メールに、というか、昨日のこの欄の設定に手違いがありまして、通知メールのURLをクリックしてもこの欄に飛べないというミスをしてしまいました。ご連絡いただいて夜のうちには修正しておいたのですが(かんたまさん、ありがとうございます)、購読してくださっているみなさまにはご迷惑をおかけしたことお詫びします。

それから、ライム100%ジースはありますかとおたずねの大成さんへ。他の場所にも書いたような気がしますが、うちでは佐弘商事100%シシリーライムジュースというのを使っています(首都圏なら大きな洋酒量販店に行けばだいたい置いてあるのではないかと思います)。

最後は昨日のオレンジ・ブロッサムの話の続き。サムサーラのマスターが昨日付けのこの欄に書いたことに反応して10/28付の編集日記(裏に隠れてしまっていたら過去の日記の2002年10月の欄をご覧くださいませ)でカポーティの『冷血』という小説(お手軽なところでは新潮文庫に収録されています)に「車の中で水筒に入れたオレンジブロッサムを飲む記述がでて」くることから、この事件の起こった1959年の時点でジンのオレンジジュース割りと思われるロングスタイルのカクテルをオレンジブロッサムと呼ぶこともあったと結論づけておられるのですが、これを「ロング」の根拠とするにはいささか抵抗を感じましてね。

アメリカで第二次世界大戦後に広まったという有名なマティーニ・ジョークに、こんなのがあります。

あるアメリカ人パイロット、サハラ砂漠で飛行機の調子が悪くなって、落下傘脱出したまではよかったのだが、周囲を見回してもえんえんと砂漠が続いているだけ。何日か過ぎて、いよいよだめだとサバイバルキットを開けたら、「ドライ・マティーニ」と書いてある箱が入っているではないか。箱の中身はベルモットとジンの小瓶に、シェイカー、そしてフリーズドライのレモンツイスト。元気を出そうとシェイカーを振っていたら、ひとりのベドウィン人がラクダに乗って駆け寄ってきて、あざ笑うのだ。「そんなマティーニのつくり方があるかい!」(バーナビー・コンラッド著『ザ・マティーニ』より抄訳)

戦場へ向かうとき水筒に入れてマティーニの材料を持っていったとか、ホワイト・レディの材料を持ち歩いたとか、虚実ともその手の話にはこと欠きませんが、外出先で氷が手に入ることなど端から期待していない彼らが、氷抜き、水筒に入れたものを振り回してかき混ぜただけのそれらを本当にロングカクテルだと思って飲んだかといえば、ぼくはそうじゃないと思うのですね。常温であろうと、シェイカー代わりの水筒を振り回してつくったそれは、本当のバーで、バーテンダーたちが氷とともにシェイクしてくれるショートカクテルをイメージしながらつくり、飲んだだろうと思いますし、また、そうでなければ気持ちが張りつめた場面にはふさわしくないんじゃないかと思いますので。

確かに1959年というのは微妙な年代で、モスコ・ミュールに端を発するウオッカ・ベースのロングカクテルがアメリカ中を席巻したこともあってお酒のカジュアル化が進んでいたと考えることもできなくはないですし、なによりかによりまだ件の本の中身を読んでいないのでとんちんかんなことを書いているのかもしれないのですが(^^;)、ぼくの中には、水筒入りのカクテルは必ずしもロングとは限らないというイメージがあるもので、普段なら向こうのフォームに投稿してしまうレスを公開してみた次第です。

や、毎日更新する上では、こういうネタのやりとりって必要ですよね(笑) >Harryさん

Permalink | 2002/10/29 09:00


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