Charlie's Cocktail BAR

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『五本で〜』本製作記(というにはまだ本題までたどり着いていないのですが)の第三話を書き上げて、久しぶりに『誰でも納得!赤ワイン』のことを懐かしく思い出していたのですが、なにかの巡り合わせでもあったのか、『やっとわかった!白ワイン』を手に取ってくださった方からご注文が入りまして。

最近ワインネタを書いていなくて申し訳ないなあと思いつつ(いや、飲んではいるんですけれどね。室温が低い(15度ない)のでフルボディの赤は無理ですが、最近ではギガルのコート・デュ・ローヌのロゼを飲んで、妙にロゼ・ダンジュ(^^;)への郷愁をかき立てられたりしていました。疲れていたからかしら?)、いそいそと梱包して発送してきたのですが、メールアドレスが書いていなかったのでとりあえずここで業務連絡としてご報告。

というわけで札幌の早坂さん、二、三日中には届くと思いますので、後処理の方よろしくお願いしますね。また、他に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、赤本・白本ともまだ在庫ありますのでお気軽にお声をかけてくださいませ。

お次。カクテルネタでないのが恐縮ですが、馴染みの酒屋さんに「ラッテ・リ・ソッチラ」という名で親しまれているリキュールが入っていたもので、思わずゲットしてきました。知らないという方にはとりあえず漫画『BARレモンハート』の第十三巻で二度にわたって取り上げられていることのみ書いておきますが、なにせその漫画の中では飲んだ三人が「おおーっ」だの「うおーっ」だのとしか言わないので想像力をかき立てられることこの上ないというもの(笑)

いや、実はここからもはしごのかかっているKUMAさんのところの「BARにまつわるエトセトラ」第16話にチラと感想が書いてありますのでまったく未知のお酒ではなかったのですが、やっぱりネタとして入荷してくれたものなら買わにゃなるまいと、買ってきて、飲んで、その印象。

正直に言うと、一杯目には「おおーっ」というほどのインパクトはありませんでした。もちろんぼくは60度オーバーの復古版アブサンをストレートでチビチビ飲って平気なクチですから度数にも薬草系の味にもあまり抵抗感がないと言えばその通りなのですが、なんというか、「これを『おおーっ』と言うなら、シャルトリューズやその眷属はどう表現するのかしら(絶句、だわなあ)?」という疑問がわくような味と言いましょうか(^^;)

確かに強いですし、テイスティングしようなどと思って舌の上に乗せたまま(空気を入れるために)口を開けたりすると、文字通り舌を焼く強烈な感覚を味わえますが(これが「おおーっ」の正体?)、百種類の薬草(centerbe)と謳っているわりに香りの立ちはさほどでもありませんでしたし、粘膜保護のためか、瞬時に唾液でくるまれてしまって味の広がりも感じられませんでしたから、別にマズくはないし、七十五度という度数を考えれば飲みやすいけれど、ストレートで飲らにゃならん理由はなさそうだなあ――というか、その後ロックとソーダ割りを試したのですが、水に当たっても極端に崩れる感じはないので、薄めてから飲んだ方が健全かな、と。

実際、ボトルの裏には飲み方指南としてイタリア語で「一杯30〜35グラムにキューブアイスを一粒落とし、その氷が溶けるまで気長に待て」と書いてあるくらいですから(その他には、「お好みのアイスクリームにかけて『火を付けろ』」「『フランベ』の香り付けに最適」「貴方のカクテルを洗練させる貴重なお供として」というコメントが付いています)、この手のものとしては適正度数であろう四十度から五十度強程度になるまで待って眠っていた香味をよみがえらせてから飲みなさいということなのでしょう(さすがに待ちすぎると少しボケる感じがしますが、日頃水割りを飲んでいる方なら気にならないレベルだと思います)。

が、開栓初日の昨日とはうってかわって、二日目の今日はストレートの段階でもずいぶん香りが立つようになってきましたから、案外古谷氏が口にしたのであろう開栓一年後には「おおーっ」という味になっているのかもしれません。

――と、いささか前振りが長くなりましたが、この酒について書きたかったのはそういうことではありませんで(^^;)

この「ラッテ・リ・ソッチラ」という怪しい日本語。「継母のおっぱい」なんて訳されてなおのこと怪しさ大爆発なのですが、元の綴りは Latte di Suocera ですから「ラッテ・ディ・スォチェラ」と読むのが正解。意味も、もちろんねじくれて読めば「継母のおっぱい」でよいのですが、ドイツ語で Schwiegermutter Milch と補われていることからも(マイスター独和によれば、Schwieger-という前綴りは「『婚姻関係によって生じた親族』を意味する」との由)、「姑(のため)のミルク」と読むのが第一義でしょう。ラベルにドクロが描いてあるのは、彼らの主張によれば「昔マレーシアの海賊が飲んでいたから」だそうですが、イタリアに住んだことのあるかみさんは、このボトルを見て言下に「姑殺し(この強い「毒」を飲ませてさっさと殺せ!?)」と訳しましたから、そういう含みもあるのでしょうね。ぼくは「(これは姑愛飲の酒だから)こんなのを飲んでいたら(あの口うるさい)姑のようになるぞ」という含みかとも思いましたが。

いずれにしても、「継母のおっぱい」というと「継母の母乳」転じて「継母の(垂れ)乳」を連想しますが、これはそういう意味ではなく、嫁と姑の戦争の小道具として捉えるのがよろしかろうというのが今日の結論。せっかくなので当面はブラック・デスというぼくの好きなドクロ付きウオッカと並べて飾っておくことにします。

いささか長くなりましたが、最後、zittoさんへ。感想感謝。はばかりへのレスも追加しておきました。サウナには入ったことがないのですが、雑炊はぼくも食べたいです(ラッテ・ディ・スォチェラのおかげでなんだか胃が痛いので(^^;))。

Permalink | 2003/02/12 09:00


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