営業職の方なら何を今更なのでしょうが、「買ってね」と言えば買ってくださる方があらわれることのありがたさとおもしろさ。日がな一日家にこもって仕事をしているとときどき自分でも何をしたらよいのかわからなくなる瞬間があるのですが、もやもやしていたものがすうと晴れるような気がしたことでした。
それはさておき、Taiboneさんから「お酒についての知識を身につけてくると,飲み方も変わってくるものですね.バカ飲みをしなくなったのはもちろん,味や香りを以前より注意深く感じながら,お酒そのものを楽しんで飲むようになりました.」というコメントをいただきまして。
度を超して先鋭化してしまうと、今度は何を飲んでもアラが気になって楽しめなくなったり、変な優劣へのこだわりが出てきて他人の評価に振り回されたりしてしまいがちなのですが、こうしてお酒そのものを楽しんでいただける方が増えることはとてもうれしいこと。遅ればせながら本屋で買ってきた『瞬のワイン』の最終巻を斜めに読んでにっこりしていたところだったので、どちらも我が意を得たりとご紹介。
それから、最近は飲んでも追加されることがなくなって名ばかりの飲酒歴となっているメニューですが、半年ぶりに細雪とコスモポリタンのレシピを追加しました。もう少しエピソードも探したかったのですが、ぼくの方も時間がないので今日のところはこの辺で。
半分私信ですが、ポセイドンさんへ。ラッテ・ディ・スォチェラ(ラッテ・リ・ソッチラ)ですが、とりあえず新品で、ぼくが買ったところでは2500円ナリです。(確か)某大手掲示板には最近急激に出回るようになってきた旨の書き込みがあったと記憶していますので遠からず札幌でも手に入るようになるんじゃないかと思いますが、どういうわけか、ぼくの買ったボトルには輸入業者の表示がありませんで(^^;) ご入り用なら買った店で情報なり現物なり仕入れてきますが、系統としてはイェーガーマイスターでもベネディクティンでもないです。強いていまの状態を分類するなら開封して日が経ったガリアーノ/ストレガ系とイエロー・シャルトリューズ系の中間、それも華やかさが飛んで仄かにアンゴスチュラ・ビターズをも連想させるくらいまで枯れたもの、でしょうか。開封してからかれこれ一週間、肩口下四センチくらいまで飲みましたが、まだ開き方が足りないようで、飲み終えて数時間放置したグラスからはむせかえるほどのバニラ香がただようのですが、飲んでいるときの印象はルート系の軽い苦味の下支えの上に茶色じゃないんだけれどミントほど緑でもない何種類かの香草の香りが、それもかなりの時間差(何十分単位)であらわれるというところ(全体としては酸味を連想させるトーンの高い香りの下に穏やかな渋みを連想させる灰色がかった香りが隠れている印象を持ったんですが、うまく分析できなくて申し訳ない)。一週間前に比べるとずいぶん甘味が出てきましたが、まだ飲んでいる最中にバニラを意識するほどではないのでこの先さらに変わるんでしょうね。「おおーっ」ではないですが、おもしろい酒だとは思います。
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