Charlie's Cocktail BAR

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日頃お世話になっている方からちょいとお話が……と誘われてささやかなオフ会に参加してきた帰りに顔を出したバーでのこと。作りためておいた氷が切れたのか、バーテンダー氏が手のひらサイズの氷をピックで割っておられたのですが、それがなんともあぶなかしい持ち方をされていまして。

これ、知っている方には何ということもないことなんですが、アイスピック、それも氷に比して大きめのピックを使うときは、柄の部分を持ってちゃいかんのですよね。ピックの先は、割ろうとしている氷の厚み分ほど残っていればよいのですから、針先をそのくらい余して持って、勢い余って突き刺したときでも手のひらに刺さらないようにするのが正しい、というか安全な持ち方。というか、貫目で氷を買うのでなければもっと小さなピックを使うのが正解でしょう。

金曜の夜だったこともあって言おうかどうしようか迷いながらタイミングを逸してしまって言えなかったのですが、みなさまもうっかり手を滑らして怪我をすることがないよう、くれぐれもお気をつけあれ。

それから、「バーテンダーを目指そうかと思い会社も辞める予定です。はじめは働きながらバイトでも・・・なんて思って面接も受けたのでが難しかったです。不安もありますが後悔はしたくないので頑張ってみようかとおもってます。。。」という伝言をくださったぱんだ。(♀)さんへ。

きついことを言うようですが、いまのぱんだ。さんではあまりに心許なく感じますし、退職しても後悔するのがオチでしょうから、もしこの伝言がぼくのアドバイスを求めてのものなのだったら、考え直すことをおすすめします。

以下その理由ですが。

文面から察するに、少なくともどこかのバーでは、面接に失敗したのですよね? それはどうしてだったか、真剣に考えてみましたか? ぱんだ。さんがどういうおつもりでこの伝言を残してくださったのか、ぼくには今ひとつよくわからなかったのですが、多分そのとき面接にあたられたバーテンダー氏もぼくと同じ懸念を共有されたのだと思いますよ。「目指そうかと思い」ってなによ、「頑張ってみようかとおもってます」ってなによ、いったいあなたは「ぼくらと」何をしたいのよ、って。

少なくともこの一文を見る限り、ぱんだ。さんは「自分が後悔したくない」というだけの理由でバーテンダーをしたい、と言っているように見えます。よく言えば正直なのでしょうが、そんなこと、お客さんにしてみれば、お店のオーナー氏にしてみれば、そしてぼくにしてみれば、どうでもいいことですよね?

まあ、そう書きたくなる気持ちはわかりますし、それはそれでとても大切なことなのですけれど、それならどうしてもっと真剣な態度で言えないのかしら? 相手が返答に困るような、相手を無視した言い方をするのかしら? まして何の技術があるわけでもなさそうなのに。バーとは無縁の会社勤めをされているようなのに。してみたいだけなのだったら学生のうちに経験しておけばよさそうなものだったのに。

確かに中には普通?にサラリーマンをしながら夜はアルバイトのバーテンダーとして頑張っておられる方もいますよ。でも、そういう方って、もっとしっかりとしたビジョンを持っているものです。この人はバーテンダーになれたことに満足して燃え尽きてしまうんじゃないだろうかというひ弱さなんて微塵も感じさせません。

はばかりにも専用のコーナーを設けてありますし、たとえば鳴海諒一氏の『THE BAR インサイドストーリー』のような本を読むのでもいい。もっと深く追求したいなら昨日読んでさすがよくまとまっていると感心した『飲食店開業繁盛の24講座』なんてオススメですよ。

挑戦すること自体を悪いとは思いませんし、ぼく自身他人様のことをあれこれ言えた義理じゃあないですが(^^;)、曲がりなりにも定職に就けているのなら、もう少しよく考えて、自分の中の甘えを無くしてから転職を考えても遅くはないんじゃないかしら?

若さしか売る物がないって言うなら急ぐのも仕方ないですが、バーテンダーって、そういう職業じゃないですよ。

以前にも書いた通り、2月23日(次の日曜日)の昼1時からNHK総合の「日本愉快家族」という番組に「雪国」の作者である井山計一氏が出演されます。新作カクテルの発表もありますからご関心のある方はぜひご覧くださいませ(ぼくもうっかり忘れないようにしませんとね)。

Permalink | 2003/02/22 09:00


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