別にリアルタイムで観戦するほど熱心なファンというわけでもないのですが、最近のプロ野球(特にセリーグ?)はいったいどうしちゃったのかしら。結果だけ見ていると、まるで高校野球でもかくやってなスコアが並んでるんですが(^^;)
ま、そんなことはどうでもよいとして。
お世話になっている方からメールで『五本で〜』本の感想をいただいたのですが、ツッコミが入った部分への返答にどうも自信が持てませんで困っているのです。
本の中で一ヶ所気になったことがあります。中級編(フロートの仕方)151ページの記述です。「同じ液体同士といっても水と油は比重が違うので放っておけば二層に分かれますよね。」と書かれておりますが、油が水の上層に来るのは比重の違いとして説明できます。二層に分かれるのは、油を構成する分子はその分子構造中に親水性の部分と疎水性の部分を持ち、親水性の部分でのみ水分子と接することにより、両者の間に明瞭な境界を作ると言うことになると思うのですが。
確かにぼくの記述は「理屈が好きな方のために」書いたというわりにはごく単純化してあって、ご指摘通り、単純に比重が異なるから放っておいても二層に分かれると言うのはいかにも乱暴な議論なのですが。
水と油が二層に分かれるのは、油と水との間にはほとんど結合がない(水同士の結合に比べるとはるかに弱い)ため、比重が異なる液体が混じることによって生じる対流(均一な状態に落ち着こうとする働き)による油分の移動をさまたげるものが(重力以外に)なく、結果、比重の軽さゆえに油分は上層に(より正確には比重の重い水分が下層に)移動し、油は油、水は水で均質化したところで安定するから、じゃないのかしら?
というか、分子構造中に親水性の部分と疎水性の部分を持つのはむしろ石鹸の類で、これらは、油分をその疎水性の部分でくるみ、親水性の部分を外側に向けた球状のコロイドをつくれるからこそ、その親水性の部分のみで水と結合し、対流によってもその結合が切られることなく、乳化・安定(均質化)できる――
あるいは糖分のように、全体としては非電解質なのだけれど、親水性の部分を持っていて(ある程度までなら)水と結合できるものなら、多少分子量が大きく重たくても、重力の影響より対流によって均質化しようとする力の方が強くなって液体として安定できる(ただし、電気的に飽和してしまった場合、残りは水との結合を保てないから重力の影響に負けて析出・沈殿する?)――
お酒同士のフロートの場合、ある程度ゆっくりした動作で注いで混和の程度を軽くすれば、対流によって比重の軽い異物をはじき出した方が早く安定できるけれども、勢いよく注いで混和の程度が一定以上強くなった(結果的に全体の比重差が小さくなった、あるいは構成物質同士の引き合う力が強く、対流によってその結合を切れなくなってしまった)場合は、比重の異なる異物をはじき出すより全体を均質化した方が早く安定できてしまうため、後から注いだ液体が境界面で跳ね返らず、フロートに失敗する――
のだと、思うには思うのですが、なにせぼくは理系として大学に入ったにもかかわらず、物理・化学を捨てて、取りに取りまくった語学と一般教養科目の点をたよりに文学部へと転んだ人間なので(ちなみに確信犯でした)、理科的な内容をツッコまれると弱いのですよ。
というわけで、この問題に限らず(ほかにもあやしいところはあるんじゃないかと思います)、詳しいみなさまには――できれば手にとってお読みいただいた上で(笑)――フォローをいただければ幸いなのであります。
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