連日よそ様のネタを取り上げるのはどうかと思いつつ(^^;)
ぼくは実物を見たことがないのですがカンパリのレシピ本に「シェカラート」なるものが載っているそうで。カンパリということはイタリア語だろうと、あたりをつけて文法書を引っ張り出せば、まあ当然のことながら、英語でいう shaken「シェイクされたもの」という意味の過去分詞。イタリア語ということはたいていの場合はローマ字読みでOKですから、Shakerato は「シェカラート」というよりむしろ「シェケラート」と表記する方が正しいんじゃないかと思うんですが(というか、シェイカーという英語を承知しているカクテルファンでないと間違って「サケラート」などと読んでしまう可能性もあるからか、Zingarelli という有名な伊伊辞典では異表記として schecher...、sceker... という伝統的なイタリア語表記も紹介しています)、それはともかく。
これは伊和辞典には出ていなくてもカクテルの世界ではごく当たり前の一般語ですから、たまたまカンパリのレシピ本に出てきたから「シェカラート」=「カンパリのシェイク」となっただけで、同じくイタリアの名産であるアマレットのレシピ本に登場したら「アマレットのシェイク」となるでしょうし、ガリアーノのレシピ本なら「ガリアーノのシェイク」となるでしょう。実際、ネット上で検索をかけて最初に出てくるのは、カンパリのシェイクではなく、カフェ・シェケラート「コーヒー・シェイク」の方ですもの。
ただ、カンパリの場合、生産者側が折に触れて「カンパリは冷やして飲むべし」というのを強調しておられるようなので(確かにカンパリ・ソーダの類はカンパリをあらかじめて冷やしておいた方が断然おいしいですから)、その一環としてわざわざシェイクというのを出したのかと。
ま、難しいことを考えずとも、その昔からミルクセーキ(Milk Shake)なる言葉があったくらい「シェイク」というのも一種のスタイルに近い語ですから、シェカラート=カンパリ・セーキだと、とことん訛ってしまえばそれきりなのかもしれませんけれどね(笑)
ちなみに語尾を変えて Shakerate 「シェケラーテ」にすると「シェイクしなさい」という二人称の命令形。こちらも検索すれば、ホワイト・レディやら何やらの作り方として「きっちりシェイクせい(Shakerate il tutto)」ってな指示が見つかるはずです。
それから、はばかりに一件質問をいただいていますので、お返事ともども載せてあります。
ただ、以前にも書いたかもしれませんが、こういう転職?ネタを振られるたびに、「自分が何をしたいか」だけでなく、「自分がその組織にどんな貢献をできるか」をきちんと(卑下も誇張もなく冷静に)主張できるようになってほしいなあと思うんですよね。
というか、そういう主張ができないようなら、まずはいまの会社でそういう基本を身につけるのが先じゃないかなあと。
たとえば自分の隣に、自分と同じくらいの年齢で同じくらいの基本給をもらっているはずなのに「この業界は未経験だからわかりませ〜ん」なんて人が入ってきたら、どう思います?
それが、学校を出たての新入社員ならある程度仕方ないですよね。誰もが一度は通る道ですもの。一年して次の新人さんが入ってくるまでに使い物になってくれれば、ってなものでしょう。
でも、社会人としてお互いに五年や十年は過ごしてきたはずの年齢に達していたら? 一からなんて、教えていられないんじゃないかしら?
別に特定の個人をくさそうというのではなく、自分への戒めでもあるのですけれどね、大人にとって、未経験なんて何の言い訳にもならんのですよ。
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