Charlie's Cocktail BAR

  • −お酒は責任のとれる範囲で飲みましょう−

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モルト、西洋古典に続き、今度はワインに対するモチベーションの向上を狙って、ひょんなことからご縁のできた出水商事主催の試飲会にお邪魔してきました。個人的に好きなワインの多いロワールのほかに、珍しいオー・ド・ヴィ(や、ボジョレー)の試飲もできるとあって、それはもういそいそと(笑)

会場では、ヴーヴレのおいしさを再確認したり(やっぱりシュナン・ブランは辛口に走りすぎない方がおいしいと思う)、グロゼイユやフランボワーズを発酵させたスパークリング・ワイン(もどき)に感心したり。お目当てのオー・ド・ヴィのなかでは、アスパラガス!の香味を移したものが秀逸でしたね。アラビカ・コーヒーも期待を裏切らない出来。単体で飲むのはキツイかもしれませんが、ショウガとニンニクもそれぞれに持ち味がよく出ていたと思います。途中でご一緒したレストランの方によれば、トリュフは冷やしてアルコールの刺激を殺してから飲むとすばらしいのだとか。昨今のユーロ高もあってフルボトルで七千円くらいになる見込みとのことでしたから気軽に試せるものでもありませんが、ハーフも出回るようですので、来月以降の輸入を楽しみに待ちましょう。

それはさておき。

妻子がちょいと寝込んでしまったこともあって現在いささか立て込んでいるのですが、そんなときに限って立て続けに質問が届くのですよね。調べ物や実験をしている余裕はないので簡単なものだけ先にお答えしますが、いただいた質問にはすべて目を通してありますのでレスがつかなかった方はしばしお待ちをば。

ジャムさんへ。「フォアローゼスや、メーカーズマーク〔この他にもあると思いますが〕には、三色ありますがこれは何を基準として分けられているのですか?熟成年数などがかかれていないのでわかりません・・・どうして書かれていないのですか?」とのことですが、バーボンに限らず、ワインでもスコッチでも、一般的に、熟成年数が書いていないということは、さまざまな年につくられたさまざまな熟成度のものを混ぜているということです。

農産物そのものの味が出るワインはもちろんのこと、蒸留の過程を経るバーボンの類であっても、たとえば一回目の蒸留で得られた液と二回目の蒸留で得られた液には(って、これは書き方が悪いな。今日蒸留したものと明日蒸留するものとでは)香味に微妙な差があるものですし、貯蔵の過程においても、特定の樽に詰められたものと、別の樽に詰められたものでは、樽の状態や何やで香味が変わってきます。

モルトの世界なんかではその微妙な差自体を楽しもうと、樽出しの原酒をそのまま瓶詰めして、いつの、どんな樽から取ったという情報を誇らしげにラベルに書いたりしますが、それは、裏を返せば製品間の香味のばらつきになるわけで、いつでもどこでも同じ味を求める消費者にはあまりありがたいことではありませんから、ふつうはブレンダーなどと呼ばれる人たちが出荷前のさまざまな時期に半製品を混ぜて、いつでもそのブランドらしさを楽しめるよう香味を整えるわけです。

ただ、いつでも同じ香味ばかり売っているのでは事業として成長しないので、各社とも自社の全体的なブランド・イメージを壊さない範囲内で、さまざまなマイナー・ブランドを用意して、多様化する客のニーズに応えようとします。たとえばメーカーズ・マークの場合、三色どころでない数のボトルが存在するわけですが、これらは、たとえばレッド・トップを基本に、ブラック・トップはより日本人向けに、VIPは文字通りVIP向けにと、ブレンド比率が変えてあります。ターゲットとなる客層の数だけバリエーションがありえるわけで、法律で定められたバーボンの枠組みを別にすれば、なんら一般的な基準があるわけではありません。

ま、これはごく単純化した回答なんで細かく見ていけばいろいろとあるんですが、詳しくは(特に個別の事例については)専門書をあたってくださいまし。それに、ことバーボンについてなら、まずは酒井さんのところでたずねなきゃ(笑)

フレッシュ・ジュースとジュース・プレスについての質問ははばかりにお返事とも載せておきました。

シンガポール・スリングのパイナップル・ジュースの話は、どちらかといえばパイナップルの品種とか熟度とかの問題のような気もしますが、確かになにやら逸話があったような記憶もありますので調べてみます。>練馬のバーテンダーさん

Permalink | 2003/06/12 09:00


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