相変わらず飲んでいないというか、飲む前に沈没する日々が続いているのですが、その穴埋めというか、この数日娘がらみでプリンだのケーキだのを焼き続けているので卵と糖分の消費量だけはうなぎのぼり――というほどでもないかな。というか、こいのぼりとうなぎのぼりってどっちの方が上なんだろ?――と、どうでもいいことは置いといて。
「20年くらい前に、レストランでアルバイトをしていました。クリスマスのシーズンで、女性向けのカクテルで、「ボワソン(・ド)・ノエル」というのを出していました。ウイスキーベースで、グレナディンシロップと生クリーム等を合わせ、シェイクして仕上げにシナモンをふっていたように思います。レシピをご存じの方、いらっしゃいませんか?やや強めなのですが、口当たりがとてもよくて、色がかわいいカクテルで、すごく印象に残っています。」というみさおっちさんへ。
「ボワソン・ド・ノエル」というのは言うまでもなくフランス語で「クリスマスの飲み物」という意味ですから、ぼくも調べ物のついでにフランス語のサイトやら何やらちょこちょこ覗いてはいるのですが、やはりというか何というか、決定的なレシピは出てこないですね。クリスマスに、しかもフランス語の名前なのにウイスキー・ベースというあたりで国産カクテルなんだろうなあという予想はつくのですが、『カクテル大事典』をはじめとする手持ちの書籍資料には出てこないようですので、あとはベテラン・バーテンダーのみなさんからレスをいただけるかどうかですね(ご存知の方がいらっしゃいましたらご一報いただければ幸いです)。
念のため、クリスマス・ドリンクの定番といったら(ブランデーやラムでつくる)エッグノッグの類とか、ホット・ワイン(シードル、ラム)の類です。まあ、前者はある意味クリスマス・ケーキのかわり、後者は寒い寝室(ないしパーティー会場の外)へ行く前に身体を温めておくカイロがわりだったようで、ケーキも暖房も簡単に?手に入る現代の先進諸国においてはあまり魅力的な選択肢ではなくなっているようなのですが、クリスマス・イブの騒ぎが一段落ついたら、こういうのを飲んでほっとした気分を味わうってのもオツなものだとは思いますよ。
や、うちの場合、暖房を入れないのでそういうホットもののありがたみが薄れていないという事情もあるんですけど(笑)
それから、レッド・アイの項目に書いた「レッド・アイにウオッカを足したブラディ・ブルーというカクテルにしてもよいでしょう」という記述に「↑これはレッドバードになるのでは・・・ブラッディ・ブルはブラッディ・マリーにビーフブイヨン(とレモン?)を加えたものだった様な気が」というツッコミを入れてくださった糸コンさんへ。
このトマト+ウオッカ+ビールってのはレッド・バード含めていろいろな名前で呼ばれているんですが、これをぼくがブラディ・ブルーと呼んでいるのはAnthony Dias Blueあたりの影響ですね。日本語で書くとわかりづらいんですが、英語で表記すると Bloody Brew。糸コンさんの言うブラッディ・ブルは Bloody Bull で、これはお説の通りウオッカ+トマトジュース+ブイヨン+αなんですが、こちらは長音がありませんでしょ?(^^;)
ま、日本語でブルーって書いたら真っ先に思い浮かぶのは blue の方でしょうから、誤解を生みやすい名前であるのは確かなんですが、レッド・バードをウオッカ+トマトジュース+ビールととらえるのはほとんど某社のレシピに毒された日本人限定で、海外では別のレシピになっていることがほとんどですから(逆にブラディ・ブルーは世界的にほぼ間違いなく上記のものです)、ぼくにとってはあまりありがたくない名前なのだと理解いただければありがたく。
ともあれこういうツッコミは大歓迎ですよ。
記憶しておけないので……
キティ
ブルー・ボッサ
焼酎業界は世界に目を
完璧に混ぜる必要はないんです
もっといろいろ
カガミクリスタルのタンブラー
本棚新着
ボワソン・ド・ノエル
ブラディ・ブルーとレッド・バード
シナトラ
ダブルカシスにスーパーカシス
ネグローニ本
ロウで封をしてあるボトルの開け方
イスラ・デ・ピノス
カルピス・パイン・コーラ
40年のサラリーマン経験を武器にショットバーのような店を
アブサン