何と続けてよいのかわからないままポストしてしまった昨日のエントリのお詫びというわけではないのですが、たまにはお酒の話もしておきませんとね(^^;)
ヴィクトリアン・ヴァットというジン。国内に入ってきてから結構たちますし、漫画レモンハート(第19巻)でも紹介されていましたからもうみなさんご存知だと思いますけれど、あれをもって「昔のジンの味」だと言うのは、どうかなあと思うのです。
や、ジュニパーの香りの強さやら何やら、確かに現存するジンとしては珍しい部類に入るのは間違いないんですよ。最近のジンはとかく柑橘類のさわやかな香味を強調したものが多いですから、あの重厚な味というのはひとつの選択肢として尊重したいなあとは思うのです。
けれど、たとえばジン・トニックなんて、世界的に飲まれるようになったのはようやく1950年代以降のこと。それまではせいぜい極東のイギリス植民地で飲まれていたくらいだったわけで、それに伝統やら何やらを連想させる「本場イギリスの味」なんてコメントをつけるのはどうかなあ、と。
21世紀のいま、19世紀末にどんなお酒が飲まれていたか、生の声を聞くことは不可能に近いわけですが、いわゆるドライ・ジンが主流になったのは1910年代(ないし20年代)からのこと。その幼年期はおよそ19世紀末から始まる、と言うことは可能だと思うのですが。
個人的にはヴィクトリアン・ヴァットが半分に、いわゆるオールド・トム・ジンを半分くらいの割で混ぜたものの方が当時の味に近いと思うのですが、みなさんどう思われますか?
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