Charlie's Cocktail BAR

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ほんとははばかりネタですが、「今、僕はバーテンダーになりたくて勉強しているのですが先日都内のホテルに就職(見習いとして)しようとお話を伺いに行ったら面接は英語だけど?と言われ辞退せざるを得ませんでした。うすうす気づいてはいたのですがやはりバーテンダーには英語力は必要でしょうか?」という名無しさんへ。

大手のホテル、それも海外からのお客さんがよく見えるホテルであれば、必須と言ってもよいかもしれませんね。

ただし、ここで必要とされているのは、あくまでも接客業に従事する人のための英語です。簡単な挨拶、注文を受け、商品を提供し、代金をいただくまでの一連のやりとり、クレーム対応、エトセトラ、エトセトラ。

別に英語の小説を読める必要なんてありませんし、恋人とかわす睦言を言える必要もありません。ある程度地位があがってきたら、自分や自分が勤めているホテル、住んでいる地域のことくらいは簡単に紹介できた方がよいでしょうし、相手に話をしてもらうための軽いネタのストックくらいは用意しておかないと困るでしょうが、駆け出しの、ウェイター・レベルのバーテンダーにそこまで求められることは、通常、ないです。

もちろん外資系のホテルであれば直接・間接的な上司とのやりとりが英語になる可能性は高いですし、その場合はもう少し理解できる会話や文章の幅を広げる必要があるでしょうが、これはバーテンダーだからどうこうではなく、外資系に勤める人に共通の話ですね(^^;)

いずれにしても本当に問われているのは、いわゆる「英語力」ではないんですよ。大事なのは、急に英語で話しかけられてもおどおどとせず、自分のサービスを提供できるかどうか、そして、そのサービスがそのホテルが要求する水準に達しているか、です。

実際、自分がバーでどんなことを口にしているか、思い返してみてください。ごくカジュアルなバーではいろいろな軽口もたたいているでしょうが、ホテルのバーで、そんなにあれこれやりとりします?

そこだけ、できればいいんです。怖がらず、にこにことして。相手だってこちらがネイティブの英語使いでないことはわかっているんですし、そもそもその相手自身、ネイティブの英語使いでないかもしれないんですから。別に相手をうち負かそうとしているわけじゃない。サービスしてもらいに来た人と、サービスするためにいる人との会話なんですから、お互い、通じればいいんです。それでも対応できない難しい話になったら、できる人に話を振ればいい。電話の取りつぎと同じ。それって決まり文句のひとつふたつを覚えるだけのことですもの、そんなに難しいことではないですよね?

「英語の勉強」というと必要以上に身構えてしまわれるのかもしれませんが、日本語でだって、はじめて接客業に従事するときは挨拶の言葉やら何やら、仕込まれますよね? それを、英語でもう一度仕込みなおすだけのこと。世界中の人が、それこそ国籍や学歴なんかまったく関係なしに、していることです。みなさんにできないはずがないでしょう?

もちろん街場の、完全に地元密着型のバーに勤めるのであれば、英語なんて知らなくても生きていけます。それは、完全に地元密着型の企業に勤める人の場合と同じ。上を(というか、もっと広い世界を相手にすることを)目指すなら、どんな業態であっても、英語は必須。地元密着で生きるか、もっと広い世界を相手にするかは、自分の生き方次第。優劣ではなく、自分に与えられた時間を、どう使うか、誰のために使うかの問題です。

参考になればよいのですが。

Permalink | 2004/11/24 09:00


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