また明日以降とか書いておきながら、あれやこれやで飲むどころではなく(^^;)
お茶を濁すわけではありませんが、とりあえずペイショーズ(Peychaud's)・ビターズの話。日本ではごくマイナーな、というか世界的にもニューオーリンズ以外ではほとんど入手できなかったビターズのひとつなんですが、アメリカでは最古のカクテルのひとつとして知られるサゼラック(Sazerac)の処方に使われていたビターズとして、まあ、オタクの世界では有名な品。本職の方なら、『新版バーテンダーズ・マニュアル』のカクテルの語源を説明しているところ(p.220)にペイショー医師の逸話が載っているのを覚えているかもしれませんね。いわゆるアロマチック・ビターズの一種で、色は赤。度数35度で、アンゴスチュラよりはかなり甘く感じます。以前は同じくニューオーリンズでつくられているハーブサント(Herbsaint)や、そこから転じてペルノで代用するレシピが多かったんですが、その道の人たちは「代用のきかないビターズのひとつ」として珍重。手元の品の輸入元はウィックですから今後それなりに出回るんじゃないかと思いますが、もし手に入ったら、とりあえずサゼラックにして楽しみましょう。古いものだけにいろいろなレシピがありますが、基本はブランデー(最古層)/ライ・ウイスキー(古層)のオールド・ファッションドだと思ってください。ステアしたりシェイクしたり、あるいはバーボンを使ったりというのは比較的新しい層の話です。
サゼラック Sazerac
ロックグラスに砂糖を入れ、少量の水で溶かす。ペイショーズ・ビターズを数滴、アブサン数滴、ブランデー/ウイスキーを適当量、入れたければ氷を加えて、混ぜ、レモンピールを飾る。
より最近の処方では「氷でよく冷やしたロックグラスをアブサン(ないし代替品)でリンスしておき、そこに砂糖+ペイショーズ・ビターズ+ライ・ウイスキーを、必要ならシェイクしたりステアしたりして、加え、レモンピールを飾る」というのが標準的。
ペイショーズ・ビターズがないとか、アプサンがないとかいう場合、スイート・ベルモット(いまならカンパリでしょうね)をおぎなったり、ミントやグリーン・シャルトリューズをおぎなったりすることもあり。
例によってまだ実験していないので細かなことは書きませんけれど、ま、Enjoy! ということで。
小泉の波立ち
Flying Pigs Big Band
1925年のペドロ・ヒメネス
劣化品とはいえおもしろい
Oxford English Dictionary on CD-ROM ver 1.* + Windows 2000
ペイショーズ・ビターズ
サゼラック
パーカー氏のイベント
マカディア
『ボルドー第4版』出ました
グレーのカクテル
世界カクテル・コンペティション
リコール
アップル・シェイカー
ワン・フルー・オーヴァー・ザ・クックーズ・ネスト(って、名前長いよ(笑) )