Charlie's Cocktail BAR

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ちょっと気を抜くとあっという間に半月たちますね。忘年会シーズンですが、みなさまくれぐれも飲み過ぎませぬよう、というのはさておくとして。

えーと……あ、こちらには書いていなかったんですね。以前スコッチ通信で紹介されていたのですが、Fine Expressionsというイギリスのお酒雑誌があります。今年創刊されたばかりなのですが、一冊4ポンド弱+送料で、年六回発行。オンラインストアの設定に問題があって、日本から注文するときはメールないしファックスを通すべしなんですが、それの第四号が届いたのでパラパラと。

表紙を飾るイケメン兄様のつくる冬向きカクテルというのもまあそれなりにおもしろいんですが(Smoked Heather Dram:ラフロイグ50ml、グラン・マルニエ20ml、オレンジ・ビターズひとふりをあたためたバルーングラスのなかに注いで火をつけ、オレンジの皮(ゼスト)3枚で香りをつけて、生のヘザー1枝とノイリーの赤を15ml。30秒ほどフランベしたら二度漉しして、新しいバルーングラスにアップルジュース20mlともども注ぐ――めんどくさっ)、個人的にこの号で目をひいたのはRecent Releasesで紹介されているWokka Sakiというお酒。

名前から推測できると思いますが、これはもちろんウオッカとサキ、つまり日本酒を混ぜてつくったお酒。度数40度で、海外ではいちおうウオッカ扱いされる模様。日本では未発売。FEの記事によると、イギリスのグレーン・ウオッカ80%(ロンドンにあるテムズ・ディスティラリー産)、日本の本醸造酒20%をブレンドして、アジアのフルーツのエッセンス少々を加えたもののようで、蔵王で樹氷を見たのがきっかけで生まれたなんて話が書いてありますね。WSサイトに載っているカクテルのセンスにはちと苦笑いですが(特に日本語版。英語のままならブリティッシュ・ジョークで済んだのに)、まあ、こういうのもありなんだろうなとは思います。

もっとも、これに興味を持ったのはそれだけの理由ではありませんで。

ちょうど相前後して見つけたのですが、その名もワサビ(Wasabé)・ウオッカという、コンセプトそっくりのウオッカがあるのです。こちらはオランダのウオッカが75%に日本酒が25%で、トータルの度数は35度。名前こそワサビですがもちろん山葵が入っているわけではありませんで、わびさびの心でもひっかけてあるのかしらと思ったりもしたのですが、カクテルレシピの中には本当にワサビ・ワサビ・マティーニ(Wasabé Wasabi Martini)という、ワサビ(ウオッカ)をシェイクして、クラッシュしたワサビ・ピーナッツをふちにまぶしたグラスに注ぐなんてものもあったりして、これもまあ、オヤジ的というか、なんというか。

日本にいる分には別段目新しいコンセプトではないとは思いますが、かつてのカリブ海、中南米ブームが一段落したいま、海外ではこの辺が次のターゲットになりつつあるのかな、というのは感じたことでありました。

Permalink | 2005/12/08 09:00


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