別に自分で使っているわけではないんですが、プログラマとしては看過できんよなあということで「一太郎」訴訟の話をウォッチ。そもそもは「松下って自分の権利を侵害されたと主張できるだけのソフトをつくっていたの?(^^;)」という素朴な疑問から始まったのですが、まあ、見ているといろいろ出てきますこと。問題の特許自体、傍目に怪しいだけでなく、そもそも特許の要件を満たすだけの進歩性なんてなかったらしいとか、裁判長をつとめた高部眞規子氏の過去の判例の不可思議さとか、松下の、ほとんどやくざの言いがかりに近いやり口の話とか。もちろんもう一方のジャストシステムだって、たたけばなにがしかのほこりくらい出てくるわけですが、これだけ情報伝達速度があがった時代に、現行法がぜんぜん追いつけていないことをひしひしと感じますね。ま、法律だけでなく、政治から経済から、みんなそうなんでしょうが。
てなことをわざわざこちらに書いたのは、いわゆるオリジナルカクテルの考案者というのも、言ったモン勝ちってな部分がありますよね、という話をしたかったから。
グーグル経由でいらしたというINSさんからも「年式ごと、各お店によりカクテルの名前は変わってくるのですね」というご感想もいただいているように、たしかにカクテルって即興性が重視される側面がありますから、同じカクテルでもそのときどきによってさまざまな名前がつけられますし、極端なことを言えば、同じお店でも、そのときどきによって同じ名前でまったく別のカクテルが(あるいはその逆が)出たりもします。その辺は人につけられる渾名や筆名と何ら変わるところはありませんし、それを自分がつけた芸名だからとかなんとか言って独占権のようなものを主張しない限りは――どこに行っても同じ名前を使っていてほしい戸籍調査人のような人にとっては名前が異なるだけでもじゅうぶん困りものですが――まあ、問題にはなりません。
ところが、ご本人にその気があったのかどうかはわかりませんが、たとえば1995年刊の『カクテル』という本のなかで、上田和男氏がシャンボール・ロワイヤルという、キール(より正確にはキール・ロワイヤル)のバリエーションでしかないカクテルを自作カクテルのコーナーに入れて、(バー・ロオジエのオリジナル・フェアのために)1987年冬創作なんて書いておられるのを見ると、ウゲッと思ってしまう。こんなの、シャンボールというリキュールを知っている人なら誰でも思いつくものでしかないのに、臆面もなくオリジナリティを主張するんですか、と。
もっとも、上田氏はジャストシステムを訴えた松下電器産業と違ってシャンボール・ロワイヤル程度の命名権をめぐって裁判を起こしたり、よしんばシャンボール・ロワイヤルを掲載した本の出版差し止めを求めたりはしないと思いますが、権威に弱い人や、有名人の言うことならなんでも鵜呑みにしてしまう人のなかには、このカクテルを上田氏の創作と追認してしまう人もあったりして。他人事ながら、ちょっと苦笑い。
や、茶化して書いていますが、かなり腹立たしくは思ってるのですよ。あいにく松下製品なんてとんと買ってないので、不買をしようにも種ひとつないのが残念ですが(^^;)
#MSXを使っていたころは松下製品だったんですけどね(笑)
実弟が仕事の研修だとかで上京してきたので、以前仕入れたスコットランドはスカイ島のビールを(→ ブルワリーのサイト)。三本仕入れたうちのレッド・クーリン(Red Cuillin)を開けたのですが、たしかにいかにも「麦(というかモルト)!」という味。濃いめが好きなぼくの好みからするとちょっと薄めでしたが、充分満足。残り二本(二種類)、さていつ開けられるのやら。
某所で友人が苦心?しておられたチキン南蛮というのにも挑戦してみたのですが、なにせ現物を知らずにネットでレシピの概要だけ調べてつくったものなので、これでいいのか悪いのか、さっぱりわからず(^^;) タルタルソースのレリッシュ類のバランスが悪かったとか、一枚だけちょっと揚げたりないかなというのが出来てしまったとか(もっとも、個人的にはそれくらいの方が好みなんですが(笑))、甘酢にはもっと長く漬けておいてもよかったかなとか、反省点は多々ありますが、まあ、それなりに好評だったのでよしとしましょう。というか、今度どこぞで現物確認するべし、ですね。
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